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米利上げめぐりFRB内なお隔たり、9月会合控え高官発言に温度差

ロイター 9月10日(土)3時31分配信

[ワシントン/クインシー(米マサチューセッツ) 9日 ロイター] - 9月20━21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、9日の米連邦準備理事会(FRB)高官の発言からは、利上げの是非をめぐり、内部で意見がなお分かれていることが浮き彫りとなった。

ボストン地区連銀のローゼングレン総裁はFRBが利上げを待ち過ぎれば米経済は一段のリスクに直面するとし、段階的な金融引き締めが適切となる公算が大きいとの考えを示した。

ローゼングレン氏は「見通しに対するリスクはこれまで以上に二面的となっている」と指摘。海外の景気鈍化が引き続き懸念材料だが、米経済は底堅く推移しており、利上げが遅れれば米景気が過熱する恐れがあるとした。

ただ自身が9月、および年内の利上げを支持するかについては言及を避けた。

これとは対照的に、タルーロ理事はCNBCに対し、利上げに踏み切る前に、インフレ率が目標の2%に向け持続的に加速している一段の証拠を見極めたいとの考えを示した。

「私の見解では、インフレが持続可能な形で加速していることが示されれば、利上げを行うだろう」とし、これまでにもインフレ動向をめぐり、加速、鈍化の両方について誤った兆候が数多くあったと述べた。

金融市場では、ローゼングレン氏のタカ派な発言を受けて、9月利上げの観測が上昇。予想確率は発言前の24%から30%に達した。

だがその後は、ハト派色の強いタルーロ氏の発言を受けて20%に低下した。

またダラス地区連銀のカプラン総裁は、イエレン議長と同様、米利上げの根拠はここ数カ月で強まったとの認識を表明。一方で、経済に対する長期的な逆風を踏まえると「FRBには辛抱強くかつ慎重に行動する余地がある」とも指摘した。

来週12日には、FRB内でも最もハト派とされるブレイナード理事がシカゴで講演を行う。講演はFOMCに向けたブラックアウト期間の開始を翌日に控えた直前のタイミングで、利上げの手掛かりを得ようと市場関係者の注目が集まっている。

最終更新:9月10日(土)3時31分

ロイター

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