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新球場、カープ女子、新幹線…広島人気は“営業努力”の賜物

日刊ゲンダイDIGITAL 9月10日(土)9時26分配信

 広島といえば、かつては不人気球団。本拠地の市民球場は空席の方が目立ち、一部の熱狂的なファンに支えられていると言っても過言ではなかった。

 転機となったのが09年、新設されたマツダスタジアムへの移行だ。この新球場を造るにあたって、広島は10年以上前から球団職員をメジャーに派遣し、さまざまな球場を参考にした。観客席もバーベキューテラスや掘りごたつなどを増設。球場外にはお化け屋敷まで誘致したから、単なる野球観戦だけにとどまらないボールパークとして人気を博している。

 13年に初のCS出場を果たすと、翌14年からは「カープ女子」が社会現象化。球団も若い女性を取り込むための企画を次々に打ち出した。そのひとつが14、15年の貸し切り新幹線だ。東京在住のカープ女子のため、新幹線を1本「貸し切り」とし、参加費5000円で抽選に当たった女性ファン約1300人を招待。球団にとって数百万円の赤字企画だったが、それを補って余りある宣伝効果をあげた。

 優遇するのは女性ファンだけではない。JR西日本と提携し、広島のホームゲームでのチケットを見せれば新幹線の乗車券が割引になる「赤ヘルきっぷ」も展開中だ。

 球団公式グッズも、他球団には真似できないものばかりだ。新井の2000安打カウントダウンTシャツは販売即売り切れた人気商品。他にも真っ赤なキャディーバッグや紅白のオセロといったユニークなものが多い。

 もちろん、現在の広島フィーバーは長年にわたる営業努力のたまもの。ローマは一日にして成らず、広島カープもまたしかり、だ。

最終更新:9月10日(土)9時26分

日刊ゲンダイDIGITAL

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