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米7月卸売在庫横ばい、売り上げ0.4%減 

ロイター 9月10日(土)6時5分配信

[ワシントン 9日 ロイター] - 米商務省が9日発表した7月の卸売在庫高は前月比横ばいで、先月発表の速報値と同じだった。一方、売り上げは減った。第3・四半期の国内総生産(GDP)に対して在庫は限定的にしかの寄与しないことを示唆した。

6月の在庫は0.3%増加していた。

GDPの算出に使われる自動車を除く卸売在庫も、7月は横ばいだった。

在庫投資の大きな落ち込みは第2・四半期のGDPを1.3%ポイント近く押し下げた。2年超ぶりの大きなマイナスで、第2・四半期のGDPは年率換算で1.1%増にとどまった。

在庫は昨年第2・四半期以来、GDPの重しとなっている。企業が在庫解消に走り、製造業の低迷につながった。

一部のエコノミストは、在庫の落ち込みは第2・四半期に終わり、第3・四半期は在庫の積み増しがGDPを押し上げるとみている。米アトランタ地区連銀の経済予測モデルによると、第3・四半期GDPの伸び率の予測値は現時点で3.5%増となっている。

7月の卸売在庫の内訳は、農産物が2.0%減だった。6月は2.8%増加していた。7月の石油製品は1.2%減。一方で自動車は0.4%増えた。

同時に発表された7月の卸売売上高は前月比0.4%減と、1月以来の大幅なマイナスとなった。6月は1.7%増加していた。7月は石油製品が3.5%減ったことが重しとなった。自動車も0.3%減だった。

この売り上げのペースで在庫を使い切るのに必要な期間は1.34カ月。6月は1.33カ月だった。1月には09年3月以来の高水準となる1.37カ月をつけており、それよりは短くなってきている。ただ、依然として高い水準にとどまっており、在庫解消がしばらく続く可能性を示唆している。

最終更新:9月10日(土)6時5分

ロイター