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広島したたかドラフト戦略 涼介と誠也の活躍にハム地団駄

日刊ゲンダイDIGITAL 9月10日(土)9時26分配信

 広島の屋台骨となっているのは生え抜きの若手野手たち。5年目の菊池涼介(26)、4年目の鈴木誠也(22)、3年目の田中広輔(27)、9年目の丸(27)といったイキの良い連中が攻守に躍動して、チームを牽引している。

 そんな若手野手たちの姿を、歯ぎしりしながら見ているのが日本ハムのフロントだという。

「ともにドラフト2位で入団した菊池と鈴木誠也は、日ハムが狙っていた選手だと聞きました」と、さる日本ハムOBがこう続ける。

「菊池は大学の日本代表合宿に参加しながら、メンバー落ち。狙い目の選手だっただけに、担当は密着マークして他球団の動向まで探っていたといいます。鈴木は二松学舎大付高時代、投手でしたが、身体能力が高く野手として高く評価していた。二松学舎大付のグラウンドは千葉の柏にある。二軍の合宿所の鎌ケ谷とさほど離れていないこともあって、それだけ確度の高い情報も入っていたそうです。菊池も鈴木も3位までに指名する予定で、それでも取れる感触があったのに、フタを開けたら、2人とも広島が2位指名した。球団内部では『ウチの情報を流すスパイがいるんじゃないか』という声まで上がったそうです」

 今季、ソフトバンクと優勝を争う日本ハムのチームづくりの根幹は「ドラフトと育成」。中でもドラフトに力を入れ、過去10年間でリーグ優勝4回、Bクラスはたった2回の好成績を維持している。

 広島も同様、「ドラフトと育成」が身上。菊池や鈴木以外でも、例えば14年のドラフト2位で指名した薮田は亜大時代、公式戦の登板がほとんどなかった右腕だ。

 そうやって他球団が目を付けないような選手を発掘して獲得、鍛えて一人前に育てる。生え抜きを主体に結果を出すチームは、それなりの企業努力をしているのだ。

最終更新:9月10日(土)9時26分

日刊ゲンダイDIGITAL

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