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【日本ハム】2週間ぶりの首位原動力の“元守護神”増井が先発で輝けたわけ

スポーツ報知 9月10日(土)6時5分配信

◆楽天2―8日本ハム(9日・コボスタ宮城)

 日本ハムが“元守護神”増井の力投で、8月25日以来の首位再浮上だ。今季途中から先発に転向した右腕は、楽天を7回1失点に抑え、10奪三振で7勝目。自身の連勝も4に伸ばした。攻撃陣が初回に4点を奪うなど12安打8点と強力に援護した。ソフトバンクはオリックスの新人・吉田正のV弾に沈み、0・5ゲーム差の2位に後退。2チームとも3位以内が確定し、CS進出は決まったが、デッドヒートの行方は見えない。

 守護神の座を剥奪された増井が新境地で光り輝いている。7回7安打1失点で自身4連勝。ヒーローインタビューで冷静に喜びをかみしめた。「先発に転向して最初は自信はなかったんですけど、だんだんついてきました」。チームは15日ぶりに首位に返り咲き、3年連続のCSも確定。立役者は大きな手応えを口にした。

 初回に4点をもらうと、自慢の直球を軸に投げ込んだ。5回以外毎回走者を許したが、抑えを任されているときからのウィニングショットであるフォークがさえわたり、プロ7年目で初の2ケタとなる10奪三振。「中盤から低めに決まりだし空振りが取れた」と、楽天打線をペレスのソロのみに抑え込んだ。

 役割が変わり考え方も変わった。抑えでは「1イニングで力を出し切っていた」と全力で腕を振っていた。それが今は「7割くらいの力で脱力して」とイメージを変えた。当然、制球は安定。抑えでは直球とフォークのみだった球種も、緩急をつけるカーブにスライダー、チェンジアップの封印を解き、多彩に組み立てる。「球種を増やしたことによってひとつがダメでも違うもので勝負できている。その日によっていい球がある。今日はフォークとスライダーがよかった」。引き出しが増え、余裕も生まれた。

 これで先発に転向後の6試合で、3点以上取られたことがない。7月、背番号19の5年ぶり先発転向を決めた栗山監督は「今日は(先発では)一番よくなかったけど粘った。元々いろいろな球種が使える投手。どっちもできると思っていた」とうなずき「最後に笑えるかどうか。一試合の重みが大きくなってくる」と引き締めた。転向を告げられ「無理だと思った」日から約2か月。前回首位に立った際にはプロ初完投だった。増井がプライドを捨て、新たな役割で躍動している。(岸 慎也)

 ◆増井 浩俊(ますい・ひろとし)1984年6月26日、静岡県生まれ。32歳。静岡高から駒大に進学。東芝を経て、2009年ドラフト5位で日本ハムに入団。12年には最優秀中継ぎ投手のタイトルを受賞。7月から先発に転向。181センチ、70キロ。右投右打。年俸2億2000万円(推定)。

最終更新:9月21日(水)10時47分

スポーツ報知

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