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常盤貴子、不倫の境界線はどこに?ストーカー役挑戦で悩む

シネマトゥデイ 9月10日(土)14時16分配信

 女優の常盤貴子が10日、都内で行われた映画『だれかの木琴』の初日舞台あいさつに登壇、劇中でストーカーになる人妻を演じた常盤は、「不倫の境界線ってどこなんだろうと考えていました」と語った。池松壮亮、東陽一監督が登壇した。

【写真】常盤貴子&池松壮亮がストーカーと被害者に!初日舞台あいさつ

 本作は、井上荒野の同名小説の実写化作品。劇中では、新居での生活をスタートさせた人妻・小夜子(常盤)が、何気なく訪れた美容室で出会った美容師の海斗(池松)に、異常な執着を見せるようになる姿が描かれる。

 「ご家族やご夫婦、恋人同士で、不倫について語り合うことが多かった今日この頃だったと思うんですけど」と切り出した常盤は「報道やテレビで見るたびに、不倫の境界線ってどこなんだろうと考えていました」と述懐。「人の頭の中にまで入り込むことはできないし、その中で何が起こっているのかは誰にもわからない。それってすごく怖いことで、そういうことを想像させてくれる映画だと思います」と続けて本作の魅力をアピールした。

 一方、今年だけで9本の映画に出演している池松は、「僕は東さんの作品がすごく大好きで、初日を迎えられて、一つ夢がかなってしまいました」と東監督作品への出演に笑顔。今後の目標について尋ねられると、言葉を詰まらせたものの、「東さんの次回作を観たいですね」と語った。

 ストーカーとその被害者という小夜子と海斗の関係性については、「小夜子さんの心がわかってしまったというか。満たされないという、みんなが抱えているものに対して、何かしてあげたいというのも違うし、拒否するのも違うし、単純に、人が人に興味を持つではないですけど……」と自分の中でも考えがまとまりきっていない様子。それでも小夜子の行動には一定の理解を示しているようで、「遮断されやすい世の中ですから。人はストーカーと呼ぶかもしれないけれど、意外と真っ当なことなんじゃないかなと思って、小夜子さんを見ていました」と振り返っていた。(取材・文:岸豊)

最終更新:9月10日(土)14時16分

シネマトゥデイ