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<リオパラ>支援を力に“進化” ボッチャ主将・杉村選手

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月10日(土)8時0分配信

 リオデジャネイロ・パラリンピックのボッチャ日本チーム主将の杉村英孝選手(34)=伊東市、伊豆介護センター=が10日からの団体戦と、13日からの個人戦に出場する。日本代表の内藤由美子コーチ(40)=沼津市、かぬき学園勤務=や職場の同僚の支援を力に変え、大舞台に挑む。

 杉村選手は個人17位、団体7位だったロンドン大会に次ぐ2回目の出場。4年間で肉体強化を図り、日本選手権で3度優勝し、北京で3月に開かれた世界選手権でも個人戦で銅メダルに輝くなど実績を重ねた。「前回より強くなった自信がある」。世界ランキング7位で迎えるパラリンピックで、同競技日本人初の表彰台を視野に入れる。

  先天性の脳性まひを抱える杉村選手は、高校3年時にボッチャに出合った。握力が弱い左手で競技を行うが、パワー不足が課題だった。ロンドン大会後、作業療法士の資格を持つ内藤コーチの指導のもと、専門知識が必要な筋力トレーニングやストレッチを導入。投球に力強さが増した。

 勤務する伊豆介護センターの同僚も、練習場所を確保するなど全面的に協力。建物内の1室で、床にテープを貼ってコートを再現した。5月にはパラリンピック会場と同じ材質のマットを室内に敷いた。後援会長として見守ってきた稲葉雅之社長は「各国のマークも厳しくなるが、実力を発揮すれば大丈夫」とエールを送る。

 ロンドン大会は「出場できて幸運という気持ちもあった」と振り返る杉村選手。4年間で日本のエースに成長し、責任感も増した。「周囲のサポートに感謝しながら、1球を大切に戦いたい」。主将として、胸を張って試合に臨む。

静岡新聞社

最終更新:9月10日(土)8時0分

@S[アットエス] by 静岡新聞