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【巨人】長野、広島のV阻止プレーボール弾!村田も雪辱3ラン

スポーツ報知 9月10日(土)6時5分配信

◆ヤクルト2―5巨人(9日・神宮)

 巨人が広島の優勝を2日続けて阻止した。長野の7年連続2ケタ弾となるプレーボールアーチと、村田の3ランで初回に4点を先行。亀井の約4か月ぶりとなるソロも飛び出し、ヤクルト戦の5年連続勝ち越しを決めた。先発の大竹寛が7回1失点で6勝目。チームは4連勝とし、10、11日は、マジックを1としている広島と東京Dで直接対決し、胴上げの先送りを目指す。

 いきなりのフルスイングは、ドンピシャのタイミングでボールをとらえた。長野が描いた大きな放物線は、バックスクリーン左へ飛び込んだ。

 「初球をしっかりとらえられました。(一塁を回るところで)井端コーチが手を上げていたので、入ったんだとわかりました。先制できてよかったです」

 負ければV逸決定という一戦の初回先頭。デイビーズの初球、外角直球を力で押し返した。入団から7年連続2ケタ本塁打となる10号ソロ。7月27日の広島戦(京セラD)以来、自身9本目の先頭打者アーチとなったが、先攻チームの初回先頭打者として初球を放り込む“プレーボール弾”は初。8日の阪神戦(甲子園)は相手先発・青柳との相性の悪さなどからスタメンを外れた。一夜明け、試合開始の15秒後にスコアボードにチームの意地の象徴とも言える「1」をともした。

 巨人が5冠に輝いた12年、リードオフマンを任されていたのは長野だった。1番打者として、相手先発の情報を後続打者へどう伝達するか。悩んでいた時、当時の岡崎ヘッドコーチから「初回の先頭がいきなり『カーンッ』と打てば、他の打者は『ピッチャーは調子良くないぞ』とか『これで行ける』という雰囲気になる」と助言された。シンプルだが、先陣を切って打つことこそが、最大の役割だと気がついた。

 背番号7の仕事に応えたのは村田だった。初回、なおも1死一、二塁から、真ん中直球をジャストミート。左越えの19号3ランでたたみかけた。「昨日の試合後、後輩たちに励まされていたので、1打席目に結果が出てよかった。結構、落ち込んでいたので、みんなが声をかけてくれた」。8日は、初回1死満塁で二ゴロ併殺打。戦犯になりかけたところ、坂本の逆転3ランに救われた。プレーボールからわずか7分。背番号25の3ランで、ほぼ試合のカタがつき、Vの瞬間を待ち望むカープ・ナイン、鯉党にため息をつかせた。

 10、11日は本拠地・東京Dに広島を迎え、直接対決する。高橋監督は「初回にいい形で点を取れた。長野から始まって村田まで、いい攻撃ができた」とうなずきつつ、「(胴上げ阻止?)それはそうだろうし、それ以前に、勝たなくちゃいけない」と先を見据えた。長野も「もう勝つだけ。胴上げは見たくないので、まずは明日、勝てるように頑張ります」と必勝宣言。Gナインがファイティングポーズを取る限り、簡単には終わらない。(尾形 圭亮)

最終更新:9月10日(土)6時5分

スポーツ報知

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