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佐々岡二軍投手コーチの現役時代の“消える魔球”の秘密

東スポWeb 9/10(土) 16:42配信

【元記者が明かす鯉の裏話(8)】今年のカープの快進撃は、緒方監督率いる一軍と水本監督率いる二軍との好連携も要因のひとつだ。一軍の畝投手コーチは二軍の佐々岡真司投手コーチ(49)に「九里や薮田らを、いい状態で上げてくれた。本当にありがたかった」と感謝する。

 その佐々岡コーチの現役時代で思い出されるのは“消える魔球”。漫画「巨人の星」の主人公・星飛雄馬の大リーグボール2号「消える魔球」は土煙を利用したものといわれるが、佐々岡の場合はロージンを活用したものだった。

 マウンド上で、とにかくたっぷりロージンをつける。するとボールは白い煙とともに投じられる。相手打者には一瞬消えるようにも見えたそうで、当時の川端投手コーチ(現編成部長)は「佐々岡が投げると、他球団からボールが見にくいと何度も言われたもんだよ」と話していた。
 かつて佐々岡は「(煙は)調子がいい時ほど、あがっていたかもね。指に(ボールが)いい感じでかかった時ほど(煙が)あがっていたからね」と自己分析。“消える魔球”の出現率は調子のバロメーターでもあったようだ。

 25年前に広島が優勝した1991年シーズンでは17勝9敗、防御率2・44の大活躍で、最多勝、最優秀防御率、MVP、沢村賞などに輝いた。記者が担当した3年間では、先発も抑えもこなしたスーパー投手でもあった。そんな佐々岡が二軍投手コーチとして育てた多くの若い投手たちが躍動した今シーズン。今後は、さらに門下生が増えていくことだろう。

 いつの日か、あのころの佐々岡のように“消える魔球”の使い手まで現れるのではないかと楽しみにしている。
(1994~96年担当・山口記者)

最終更新:9/10(土) 16:55

東スポWeb

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