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生徒手作り製品 常設販売実現 藤枝特別支援学校焼津分校

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月10日(土)8時47分配信

 静岡県立藤枝特別支援学校焼津分校(焼津市)は9日、同市東小川の雑貨店「NEST焼津」で、生徒が手掛けた作業製品の販売を始めた。同校が民間企業で製品を常設販売するのは初めて。「知的障害者への固定観念を変えたい」と販路拡大に取り組み、軽度の知的障害のある生徒21人が文具や布製品など10種類、約50点を納品した。

 従来はイベントや店舗での期間限定の販売にとどまっていたが、同校近くにある店の協力で常設販売が実現した。初日は開店直後、自主生産作業班の生徒たちが新作の木製カッティングボードやスマートフォン用スピーカーをはじめ、ブックカバー、巾着袋などを店頭の特設コーナーに並べた。価格は税抜き300~1500円。

 「生徒の一般企業への就労」を目指す同校は、社会で働く実践力を養う「作業学習」を重視。木目を生かした加工や丁寧な裁縫にこだわり、品質と実用性が高いものづくりに取り組んでいる。

 特別支援学校の作業製品は「同情で買ってもらう傾向が強い」(同校関係者)というが、西角茂店長(51)は「商品のクオリティーや機能性に魅力を感じた。市販品より価格も手頃」と太鼓判を押す。2年生の女子生徒(16)=藤枝市=は「売れるのか期待と不安が半々だが、一品ずつ心を込めて丁寧に仕上げている。手に取ってもらうだけでもうれしい」と話した。

 今後、生徒が定期的に商品の補充作業などを行い、販売動向を見ながら品ぞろえの拡充も検討する。

 店の営業時間は午前10時~午後8時半。

静岡新聞社

最終更新:9月12日(月)11時2分

@S[アットエス] by 静岡新聞