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増え続ける糖尿病患者。ブラジル産プロポリスなど、サプリメントの需要が高まる

エコノミックニュース 9月10日(土)19時12分配信

厚生労働省が2014年に公開した患者調査から、生活習慣病の患者数(継続的な治療を受けていると推測される患者数)を見てみると、「高血圧性疾患」が1010万8000人、「高脂血症」が206万2000人、心疾患が172万9000人、「がん」が162万6000人、脳血管疾患117万9000人という結果となった。

 今回の調査の中でも注目されたのが糖尿病で、その患者数は316万6000人。2011年に実施された前回調査の270万人から約46万6000人増となり、過去最高となった。

 糖尿病人口は50歳あたりから徐々に増えはじめ、70歳以上になると男性の4人に1人、女性の6人に1人が糖尿病といわれている。患者数は316万人だが、糖尿病が強く疑われる人を合わせると950万人となり、さらに糖尿病予備軍を含めると1100万人にのぼるという調査結果となっている。糖尿病の年間の国民医療費は1兆2076億円だが、このままいけばさらに増加するのは明らかで、高齢化のすすむ日本の財政にも大きな負担となってしまうだろう。

 糖尿病は血糖値が高くなる病気で、血液中の糖分の濃度が正常値よりも高い「高血糖」と呼ばれる状態が慢性化したものである。我が国における糖尿病患者の年間死亡数は1万3669人。血糖値が極端に高い場合は、命の危険もあるので緊急治療が必要だが、ほとんどの場合、そのような状態に陥ることはない。糖尿病の恐ろしさは、それが原因で起こる合併症だ。日本生活習慣病予防協会によると、糖尿病の患者が脳卒中にかかる危険とは糖尿病でない人の3倍、心筋梗塞・狭心症の危険は3~4倍にものぼる。さらに血液透析が必要になる原因の第1位が糖尿病に起因する腎臓の病気だという。

 これを防ぐには、まず普段の食事や適度な運動、適切な睡眠など、良好な生活習慣を送ることが不可欠だが、現代社会においては、よほど自己管理を厳しくしないと理想的な生活習慣を維持することは難しい。そこで、近年ではサプリメントなどを利用して糖尿病の予防や改善に努める人が増えている。

 例えば、その一つとして注目されているものに「ブラジル産プロポリス」がある。プロポリスとは、ミツバチが採取した植物の新芽や樹脂などに、ミツバチ自身の分泌物などを混合して作られる暗緑色から褐色の樹脂状物質で、天然の抗菌物質ともいわれる。ミツバチ産品の製造販売で知られる山田養蜂場によると、プロポリスは産地によって、起源となる植物や有用成分が異なり、とくにブラジル産プロポリスにはインスリン抵抗性を改善したり、血中コレステロールや総脂肪量が減少したりすることが明らかにされている。さらに、同社の研究によって、種々のメタボ関連遺伝子の発現変化が明らかにされ、ブラジル産プロポリスには2型糖尿病だけでなく、メタボ関連疾患に対しても治癒的効果を持つ可能性があると期待できることがわかってきた。

 また、マグネシウムの摂取も糖尿病の予防と改善には効果があることが知られている。マグネシウムは様々な酵素の働きを助けるミネラルの一つだが、食物から取ろうとする場合、調理過程で失われてしまうことが多いのが難点だ。体内のマグネシウム量が減少すると、インスリンの分泌が抑制されてしまうために、血糖値が高くなる。つまり、不足するマグネシウムをサプリメントなどで補充することによって、インシュリンの分泌を促して血糖を下げる効果があるのだ。小林製薬の「栄養補助食品 カルシウムMg」など、比較的安価で手に入るので糖尿病患者には定番のサプリメントとなっている。

 他にも、ビタミンB群や田七人参、DHAやEPAと呼ばれる不飽和脂肪酸など、糖尿病や生活習慣病の予防に役立つとされるサプリメントは多い。それぞれに特徴があり、自分との相性もあるので、いろいろと試してみるのもいいかもしれない。(編集担当:藤原伊織)

Economic News

最終更新:9月10日(土)19時12分

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