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ノア平柳が引退試合で鈴木軍と激闘、今後は保険会社営業マンに

デイリースポーツ 9/11(日) 0:52配信

 「プロレス・ノア」(10日、東京・後楽園ホール)

 前座の名脇役、平柳玄藩(36)が11年のレスラー生活にピリオドを打った。この日、メーンイベントで組まれた引退試合で、キャプテン・ノア、潮崎豪、マイバッハ谷口と組み、鈴木軍の鈴木みのる、タイチ、金丸義信、杉浦貴組と激突。みのる、杉浦らの厳しい攻めにグロッギー状態になりながらも長時間に渡って耐え抜き、得意の金的わしづかみ、ツバ攻撃、さらには観衆に手拍子を求める“玄藩太鼓”も3度披露するなどらしさを発揮して応戦した。

 そして終盤、杉浦にミサイルキック、かち上げ式ラリアットの昇龍玄藩をたたみ掛けて金星を奪うかに見えたがカウント2で返され、逆に最後は杉浦に五輪予選スラムに沈没。レスラー生活最後の試合は勝利で飾れなかったが、ファンからは温かい拍手と大“玄藩コール”が送られた。

 試合後はセレモニーが行われ、長男の源太くん(4)から花束と「おとうちゃん、おつかれさま」との言葉を贈られると、平柳は源太くんを抱きしめた。そして、「約11年間ありがとうございました。本当は、こんなレスラーになれないような人間だったのに、(当時社長の故)三沢光晴さんに(師匠で現社長の)田上明さんが『そろそろアイツをデビューさせてやってくれないか』と言って、プロレスラーになれました。田上さんをはじめ、いつもかわいがってくれた先輩たち、同期たち、そして後輩たち、本当にありがとうございました」とあいさつ。最後はノア所属選手、関係者、ファンから温かく送られながらリングに別れを告げた。

 インタビュールームでは「絶対に泣くな、と思っていたんですけど、痛すぎてそんな気持ちはなくなってしまいました。とりあえず、11年間ありがとうございました」と、苦痛に顔をゆがめながら再び感謝。「ボッコボコに殴られたり、いろいろされすぎて、感慨深いとかそういう気持ちが全然ないですね。しばらく時間がたってから、そういうのも感じるんでしょうけど」と、平柳らしく最後の試合を振り返った。家族を優先するために引退を決意した3児の父。今後は保険会社の営業マンとして第2の人生を歩む。

最終更新:9/11(日) 10:28

デイリースポーツ