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【札幌】内村「まず走って」再出発…労を惜しまず好機伺う

スポーツ報知 9月11日(日)6時6分配信

 札幌の“昇格男”が、リーグ再開戦の重みをかみ締め、前へ前へ出る。

 J2北海道コンサドーレ札幌は11日、札幌厚別で群馬と対戦する。先発するFW内村圭宏(32)は前回J1切符をつかんだ2011年、最終のF東京戦で2ゴールを挙げ、昇格へと導いた。一方で翌12年、J2再降格の苦い経験もした。チーム最年長FWは試合前日の10日、「リーグ戦は間が空いて、天皇杯も負けた。勝てない時期はいつ来てもおかしくない。そうしないためにも今回は大事な試合になる」と話した。約半月ぶりのリーグ戦で白星を手にし、今後へ確たる手応えをつかみ取る。

 考えるより動く。中断期間中、映像を振り返り、思うことがあった。「色々考えすぎて流れを悪くなっていた。シンプルにやって勝って来たんだから、どんどん裏に走って行かないと」。例えボールが来なくても、最前線で内村が走ることで、皆の気持ちは前向きになる。「まず走る。そうすれば何か、いいこともあると思うので」。労を惜しまず、汗をかき、好機を伺っていく。

 残り12戦で2位・松本に勝ち点9、3位C大阪には12点差をつける。ただ、酸(す)いも甘いも味わってきた内村は、J1への道が簡単でないことは分かっている。「1勝するのは毎回大変。それが12回あると考えたら難しいこと。去年も12試合勝てない時期があった。まずは群馬にしっかり勝たないと」。好調な時期も常々、「うちは決して強い訳じゃない」と浮かれるそぶりは見せずにきた。笑うのはまだ早い。歓喜の時を迎えるまで、表情を緩めず、内村は目の前の一戦に、全精力を注いでいく。(砂田 秀人)

最終更新:9月11日(日)19時19分

スポーツ報知