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【速レポ】<中津川フェス>cro-magnon、「みんな後ろ見て、綺麗だから」

BARKS 9/11(日) 10:31配信

午後3時を過ぎた中津川公園。今年新たに設置されたRESILIENCE STAGEには、初出演となる大竹重寿(Dr.Per)、コスガツヨシ(Gt.Ba)、金子巧(Key)による3ピース・ジャムバンドcro-magnonが登場した。

◆cro-magnon 画像

「どうして僕らが<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2016>に参加しているかというと、私、主催者の佐藤タイジ氏と仲良くしていまして。前に一緒にThe SunPaulo とDachamboとcro-magnonでツアーをやらせてもらったこともあったんです。“最近遊んでくれてないですよね”って言ったら、“じゃあ決まったな”っていう感じで出ることになりました。cro-magnonです、よろしくお願いします」──大竹重寿

会場内のステージで最も高台に位置するこのステージは、階段を上がる形でステージが組まれていて、屋根もなく完全に開かれた舞台となっている。また、演者と観客はフラット。さらに、観客が入るフロアは赤いオリジナルのパレットが敷き詰められており、その下にはスピーカーが24発(+サブで4発)設置されているのが特徴だ。演奏者の外音は足元のスピーカーから放たれるため、より一体感のあるサウンドを体感できる構造になっている。

金子巧が奏でる静かなピアノの旋律からライヴが始まると、その音に導かれるようにステージに続々と人が集まってきたと同時に、蝶々や虫も舞い込んでくるのが野外フェスらしい。「ゆっくりやるんで、酒でも飲んでゆっくり楽しんでください」とコスガツヨシ。ジャムバンドらしく、曲は途切れなく続いているものの少しずつ変化して行く。トライバルなリズムに乗って緩やかなラウンジミュージック風な演奏を聴かせていたかと思うと、徐々にBPMを上げていき、スペイシーなシンセの音が加わると、とたんに世界が変わった。

16ビートのリズムでバンドが躍動感を出していくと、コスガが「中津川ー!」と叫んだ。その声にエコーがかかり、余韻を残しながらフロアにいるオーディエンスを包み込んで行く様は、白昼夢を見ているかのようなトリップ感を味わえる。より一層ダンサンブルにそれぞれの音を絡み合わせる3人の演奏は「Take Me Higher」から「I want your love」へ。フロアの下からは過度な音圧を感じることはないものの、特にベースの音が体に響き、より立体的に感覚的にサウンドを体感できた。足元を見ると、照明もいくつか回っており、夜になればより進化を発揮しそうな様子だ。

ライヴは後半、コスガがベースを置き、ドラムとキーボード、サンプラーによる楽曲でカオティックな空間を作り出す。ドラムが叩きだすディスコビートと鍵盤のリズムに合わせて、今度はコスガがギターを持ち、乾いた音色でカッティングを聴かせたかと思えば、クールな単音リフからディレイがかかったコードワークで曲の表情を一変させた。冒頭から途切れなく続く演奏はバンドでありながらDJプレイのようで、まさにRESILIENCE STAGEはクラブと化していた。後半、プログレッシブな迫力あるリズムをしばらくループさせると、歪んだギターがバンドを牽引してエンディングに向けて登りつめて行き、「Riding the Storm」でライヴは終了した。

始まりから終わりまで、地続きのままグラデーションのように音が変わっていった演奏を前に踊り続けた観客たちに、「ありがとう中津川。みんな気合い入ってるね」と笑顔で語りかけた大竹。ステージを降りる前に「みんな後ろ見て、綺麗だから」とステージの向こうを指した先には、風光明媚な景色が広がっていた。

取材・文◎岡本貴之
撮影◎岡村直昭

【cro-magnon@RESILIENCE STAGEセットリスト】
01. New Song
02. First Landing
03. Kai-Ho
04. Take Me Higher
05. I want your love
06. Acid Typhoon
07. La Fusion
08. Bonita
09. Patchwork Jazz
10. Four on Six
11. Riding the Storm


■<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2016>
Day1:2016年 9月10日(土)
Day2:2016年 9月11日(日)
会場:岐阜県中津川市 中津川公園内 特設ステージ
岐阜県中津川市茄子川1683-797
※雨天決行(荒天の場合は中止)

▼9月10日(土)出演者
シアターブルック、AFTER SCHOOL HANGOUT (林立夫&沼澤尚 with 鈴木茂, 森俊之, 沖山優司 featuring Leyona and 高橋幸宏)、チャットモンチー、DJダイノジ、怒髪天、H ZETTRIO、麗蘭、ましまろ、MONGOL800、NAMBA69、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、RIZE、SA、Spinna B-ILL、10-FEET、Dragon Ash、SCOOBIE DO、THE BLACK COMET CLUB BAND、cro-magnon、加藤登紀子、シシド・カフカ、中川敬 (ソウル・フラワー・ユニオン) 、オレスカバンド、NO GENERATION GAPS(うじきつよし・佐々木亮介)、Dachambo、DJ NOBU A.K.A. BOMBRUSH! with IO, DONY JOINT & YOUNG JUJU (KANDYTOWN / BCDMG)

▼キャンパーズParty“Village Of illusion”
LIVE:フォークソング部 (NAOKI[SA]+上原子友康 [怒髪天])、藤井一彦 (THE GROOVERS)、 Rei
DJ:SEIYA、DJ PAIPAI & SWEET RAVE、DJ 吉沢dynamite.jp
Midnight illusion:瀧澤賢太郎、DJ EMMA、KEN ISHI

▼9月11日(日)出演者
ACIDMAN、a flood of circle、赤い公園、THE COLLECTORS、ダイノジ(Talk&Live)、the HIATUS、インディーズ電力 大取締役会、Nothing’s Carved In Stone、THE King ALL STARS(加山雄三、佐藤タイジ、古市コータロー、名越由貴夫、ウエノコウジ、武藤昭平、山本健太)、八代亜紀、さかいゆう feat. 福原美穂 × 中津川 JAM (柴山哲郎、沼澤尚、中條卓、森俊之) 、the LOW-ATUS、ROVO、浜崎貴司 GACHI SOLAR SPECIAL(浜崎貴司、仲井戸“CHABO”麗市、佐藤竹善(Sing Like Talking)、PES(RIP SLYME)、山田将司(THE BACK HORN))、MANNISH BOYS、LIVE FOR NIPPON ~Pray For 熊本~ (高田漣.・東田トモヒロ・山口洋)、 片平里菜、真心ブラザーズ、ストレイテナー、チャラン・ポ・ランタン、BimBamBoom、Young Juvenile Youth、OZROSAURUS、ROTH BART BARON、TheSunPaulo、Yasei Collective、iCas(インディーズ電力 大取締役会)、LIFE IS GROOVE(KenKen、山岸竜之介、SATOKO、タブゾンビ)

最終更新:9/11(日) 10:31

BARKS

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