ここから本文です

現場整地「主催者の役割」 千葉県が6月、市に説明 印西花火大会中止

千葉日報オンライン 9/10(土) 10:58配信

 印西市が8月27日夜に予定していた花火大会を開始時間後に急きょ中止した問題で、千葉県が6月、打ち上げ現場の整地は主催者の役割であると市に説明していたことが分かった。市は花火業者の設置作業の遅延が中止の原因としているが、業者は現場の河川敷が台風の影響でぬかるんでいたことが作業の遅れに影響したとし、市が整地をすべきだったと反論していた。

 県産業保安課によると、花火大会での事故防止を図るため、県内で開かれる大会の主催者や花火業者を集めた説明会を6月8日に県庁で開催。約100人が参加し、印西市は経済政策課の職員1人が出席した。

 説明会では各関係者の役割分担などが説明され、主催者の役割として「打ち上げ現場は必要に応じて整地し、周囲の草刈りを必ず行う」ことが指導された。「地面が軟弱だったら花火の筒が傾く恐れがあり、事故を招きかねない」と県の担当者。「大会の安全に関する責任は主催者にある」ことも念押しされたという。

 同大会の観覧会場は市内だったが、打ち上げ現場は対岸の茨城県の利根川河川敷で、打ち上げの許可申請は同県に行っている。同県の打ち上げの手引では細かな役割分担までは明示していないが、「打ち上げ現場の土地の状況を十分に把握し、災害発生防止のため必要な措置をとる」ことを主催者らに注意喚起。同県の担当者は「打ち上げの責任は花火業者が負うが、総括的に安全管理の責任を負うのは最高責任者である主催者」と説明している。

 市は台風後も整地をしようとしなかったことについて「大会当日朝に業者の責任者と会ったが、地盤の悪化の報告や、整地についての相談がなかった」とし、「対応は適切だった」との考えを示している。

最終更新:9/10(土) 10:58

千葉日報オンライン