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巡回中に土砂直撃 羅臼で1人死亡 真っ暗な海に転落

北海道新聞 9月10日(土)7時30分配信

「以前から危ないと言われていた」

 局地的に猛烈な雨に見舞われた道東各地を、またもや土砂崩れが襲った。8月下旬に266世帯が6日間にわたって孤立した根室管内羅臼町では9日夜に再び道路脇の斜面が崩れ、車を押し流し、男性1人が亡くなった。釧路管内釧路町では、住宅のそばに土砂が押し寄せ、住民が避難所で不安な夜を過ごした。

 崖とオホーツク海に挟まれて北に延びる羅臼町礼文町の国道335号。道路のパトロール中だった会社員増川勝彦さん(61)が亡くなった土砂崩れ現場近くでは、約10メートルの大きな木が何本か倒れ、道をふさいでいた。根の周りには泥の塊がこびりついていた。道路上には斜面から崩れてきたとみられる土砂が50センチ~1メートルの高さで積もり、土砂崩れの激しさを物語っていた。

 近くに住む男性は「車が巻き込まれたと聞いた。あのあたりは以前から危ないと言われていたんだ」と話した。斜面からは水が流れ落ちる音が聞こえ、道路の山側には濁った水がたまっていた。真っ暗な海も、流れ込んだ土砂で濁って見える。

北海道新聞

最終更新:9月10日(土)7時30分

北海道新聞