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小6の映画監督活躍 映画祭入選も 絵コンテ手掛け、自ら出演

西日本新聞 9月10日(土)6時50分配信

 佐賀県小城市三日月町堀江の三日月小6年、江口陽向(ひゅうが)君(11)が監督した短編映画「有明海的な何か」が17、18両日、東京の新宿ロフトプラスワンである映像イベント「FRENZ(フレンツ)」で上映される。小城市のムツゴロウ&有明海フォトコンテスト動画部門の最優秀賞受賞作で、話題のクリエイターの一人として注目された。自ら出演し、絵コンテも手掛ける小学生監督は「評価されるとうれしいし、モチベーションも上がる。もっといろんな題材で撮影したい」と尽きない創作意欲を高めている。

【動画はこちらから】江口陽向君の作品「有明海的な何か」

佐賀弁を交わすコミカルでほほ笑ましい物語

 「有明海的な何か」は2分48秒の作品。江口君と妹の心春(こはる)さん(8)が小城市の有明海沿岸で「ムツゴロウもシオマネキもみんなかわいい」と眺めながら「かわいかばってん、がばいうまか」と佐賀弁を交わすコミカルでほほ笑ましい物語に仕上げている。江口君は「有明海のいろんな生き物を多くの人に知ってほしいと思って考えた」と話す。

 映画の制作は2年前に始め、これまでに5作品を完成。撮影担当でもある父の寛武(ひろむ)さん(45)が趣味で続ける映像制作に立ち会っているうちに「自分も作ってみたい」とノウハウを教えてもらった。

絵コンテ、台本、出演交渉も

 絵コンテを描いて構想を練り、苦心して台本を準備。家族や友達に出演交渉し、寛武さんと撮影や編集を進める。10回以上も撮影し直すこともあるが「撮り終えた後の達成感は大きい」と江口君。寛大さんは「演技指導にとにかく一生懸命。職人肌です」と目を細めて見守っている。

 これまでも約3分間の作品「ムツゴロウ物語」が、2014年度の県のティーンズ動画コンテストさがで応募総数213点の中から優秀作品賞6点の一つに選ばれた。同作は東京の「10代の映画祭」や栃木県の「栃木・蔵の街かど映画祭」などでも入選した。

 着々と実績を積む江口君は早くも次作の構想を温め「習い事の空手を題材にアクション映画もいいかも」と考えている。

 「これからも楽しめる作品を作りたい」と江口君。「有明海的な何か」はインターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」でも見ることができる。

西日本新聞社

最終更新:9月10日(土)6時50分

西日本新聞

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