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北朝鮮核実験、県内被爆者ら憤り 核廃絶へ訴え「核で国は守れない」

埼玉新聞 9月10日(土)10時30分配信

 北朝鮮が5回目の核実験を実施したことを受け、核廃絶を国内外に訴えてきた埼玉県内の被爆者は9日、「断じて許せない」「核で自国を守ることはできない」と憤り、国際社会に対し、核兵器の廃絶に向けた早急な行動を求めた。

 長崎市で被爆した県原爆被害者協議会「しらさぎ会」の久保山栄典さん(79)=八潮市=は「断じて許せない。核保有国や被爆国の日本が、核廃絶に向けた法整備を積極的に進め、北朝鮮に圧力をかけていく必要がある」と指摘した。

 被爆者が求めている「核兵器禁止条約」の制定は核保有国の反対などで実現していない。久保山さんは「核保有によって国同士が威嚇し合うままでは何も解決しない。核で自国を守れないことを、核保有国が早めに気付かなければいけない」と語った。

 「とても悲しいこと。なぜ被爆者の痛みを分かってくれないのか」。広島市で被爆した同会の堀田シヅヱさん(96)=鴻巣市=は嘆く。繰り返される北朝鮮の核実験に対して、堀田さんは「核の行きつく先は戦争。それが怖く、被爆者はびくびくしている。北朝鮮は何をするか分からない。国際社会が一丸となって対応してほしい」と訴えた。

最終更新:9月10日(土)10時30分

埼玉新聞