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ホークス・バンデン、最速152キロで5回0封 1軍復帰へ大前進

西日本スポーツ 9月10日(土)9時0分配信

 疲労の蓄積などで2軍で再調整中のリック・バンデンハーク投手(31)が、1軍復帰へ大きく前進した。9日のウエスタン・オリックス戦(タマスタ筑後)に先発して5回を3安打無失点。球速も最速152キロをマークした。この日、オリックスに敗れた1軍は首位から陥落。6月に出場選手登録を外れてから、実戦3試合目で最長のイニングを投げた右腕の1軍再昇格が待ち遠しい。

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 格の違いを見せつけた。ゆったりとしたフォームから快速球を投げ込み、相手を手玉に取った。バンデンハークだ。初回。吉田雄を150キロの真っすぐで空振り三振に切って取ると、モレルは外角いっぱいの152キロで見逃し三振。危なげない立ち上がりだった。

 試合前の予定は5回、もしくは70球程度までだった。実際に、1軍を離脱してから最長となる5回を72球でクリア。しかも無失点投球だ。「(内容は)良かったと思う。ストライクゾーンに強い球を投げ込めた。1軍で投げていた球に近くなってきた」と納得の笑み。6三振を奪った上に無四球と、隙を一切見せなかった。5回でも150キロをマークするなど、スタミナ面でも問題はなかった。

■無四球で6K

 前回登板は3日の巨人との2軍交流戦。3回を被安打3の2失点だった。「特に何か変わったわけじゃない」と本人は振り返ったが、内容は格段に良くなった。受けた高谷も「真っすぐが良くないときにはシュート回転することが多い。でも、今日はきれいな縦回転だった」とうなずいた。

 水上2軍監督も「8割くらい(の球)は1軍で通用するものが投げられている」と評価。次週、16日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)では100球近くまで球数を増やす予定だが、水上2軍監督は「1軍が必要とあれば、呼ばれることもあると思う」と認めた。9日のオリックス戦でチームが敗れ、首位から陥落。日本ハムを追う立場になった。1軍首脳陣の判断次第では、17日からのオリックス3連戦(ヤフオクドーム)で戦列に戻る可能性もある。

 「積み重ねることが大事だから、今日の試合でいきなり100球を投げることはできなかった。ただ、僕は1軍で投げたいと思っている」。5月31日の中日戦先発を最後に2軍での調整が続いているが、いよいよ復帰が現実味を帯びてきた。今季の6勝1敗を含めて通算15勝1敗。V3に向け、シーズン最終章でのキーマン候補に急浮上した。

=2016/09/10付 西日本スポーツ=

西日本スポーツ

最終更新:9月10日(土)9時0分

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