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「下北ジオパーク」認定 地元、歓喜に沸く

デーリー東北新聞社 9月10日(土)11時30分配信

 日本ジオパーク委員会(委員長・尾池和夫京都造形芸術大学長)は9日、東京都内で会合を開き、下北地域5市町村で実現を目指していた「下北ジオパーク」を新たに日本ジオパークに認定した。行政に加え、住民主体の活動なども幅広く行われている点を評価。尾池委員長は「他のモデルとしても参考になる」と、ジオパークを生かした下北地域の一層の取り組みに期待感を示した。

 ジオパークは、特徴的な地質や大地を守るとともに、観光資源などとして整備・活用する自然公園。北奥羽地方では、八戸市の種差海岸や久慈市の小袖海岸などをジオサイト(見どころ)とする「三陸」が認定されている。

 2014年に一度、認定が見送られた下北は、地元の機運を高めるなどの取り組みを深め、今年4月に再申請していた。

 同委員会は、下北の認定理由について「多様な地球科学的特徴があり、それを反映した自然や文化・信仰が残っている」とした上で、地域団体や住民らがジオパークに関する活動や商品開発を行っているほか、学校教育にも生かされている―などと評価。「今後、住民を主体とした地域資源の保全と、観光や教育への活用の取り組みが展開されると期待できる」とした。

 9日の会合で同委員会は、下北のほか、筑波山地域(茨城県)など4地域も新たに認定。これにより日本ジオパークは43地域となった。認定先には、10月10日に静岡県沼津市で開く全国大会で認定証を交付する。

 認定を受け、下北ジオパーク構想推進協議会長の宮下宗一郎むつ市長は「下北にとって歴史的な一日。5市町村が一つになれば日本の中で認められることを証明した」と強調。「認定はスタートライン。次はユネスコの世界ジオパークを目指す」と語った。

デーリー東北新聞社

最終更新:9月10日(土)11時30分

デーリー東北新聞社