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先発転向でエース級活躍 栗山監督が守護神・増井に見た先発の「資質」とは

Full-Count 9月10日(土)9時49分配信

守護神の先発転向がズバリ的中、指揮官が異例の決断に踏み切った理由とは

 日本ハムの増井浩俊投手が9日の楽天戦(コボスタ宮城)で7回7安打10奪三振1失点と力投。自身4連勝となる7勝目をつかんだ。

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 昨季リーグ2位で球団タイ記録の39セーブをマーク。チームの絶対的守護神だったが、今季はシーズン序盤から不振。救援では21試合登板し、3勝2敗10セーブ、防御率6.30。6月19日の中日戦(ナゴヤドーム)では3点リードの9回に0回2/3で2安打2失点し、翌20日に今季2度目の登録抹消となっていた。

 再調整中の7月9日に鎌ヶ谷から札幌ドームへ呼び出され、栗山英樹監督から「優勝するためには先発を揃えることが大切。その準備をしてもらう」と告げられて先発へ転向。1軍での先発は2010年以来だったが、転向後は6試合登板、4勝1敗、防御率1.02。抜群の安定感が光る。

 栗山監督はシーズン途中に異例の転向させた理由は何か。球速は先発転向後も150キロ台をコンスタントに投げるが、それ以上にこんな理由があったという。

栗山監督が見抜いていた「資質」とは…

「球速が落ちないのは最初から分かっていたこと。増井はピンチを背負った時の対処の仕方がうまいよね。ここ一番でランナーを背負った時の投げ方を知っている。先発したら『1点ぐらいあげてもいいや』と思っているかもしれないけど、全力投球で『えいやぁ!』と投げない。

 球が強いけど、ランナーを置いた時の冷静さやピンチでの経験が豊富にある。出来ることを精いっぱいやってくれている。だから、先発ローテーションの軸になる資質があると思っていた」

 チームを首位へ導いた9日は投球した7イニング中3者凡退は5回だけ。それ以外の回は全て走者を背負う苦しい投球だったが、1失点と試合を作った。

 今やエース級の投球を見せる増井。ホークスとの優勝争いは今後も続くが、12年以来4年ぶりのリーグ制覇に向け、大きな原動力となっている。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:9月10日(土)9時49分

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