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妖怪ウォッチと土偶をつなぐ大妖怪展

Lmaga.jp 9月10日(土)6時0分配信

東京で夏休み期間中に開催され、21万人を集めたという『大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで』が、西日本では「あべのハルカス美術館」(大阪市阿倍野区)で開催。9月10日からの会期前日にメディアへ公開された。

葛飾北斎が描いた天狗の絵画は初公開

「江戸時代に大増殖した妖怪画。元を辿ると、室町時代から絵巻物に登場しはじめ、その源流となるのは仏教絵画や土偶ではないかと。今回は、そこから現代の妖怪ウォッチまで4千年をタイムスリップする構成」と、監修を行った元板橋区立美術館館長の安村敏信さんは説明する。

美術史の観点で構成された本展に妖怪ウォッチが含まれている点について、「(話の中で)学校生活や日常の中で異常な行動をする人がいると妖怪のせいにしちゃう。さらに妖怪ウォッチで正体を知ると『妖怪の仕業なんだ』と安心するというのは、妖怪の本質」と、妖怪が人の恐怖心から生まれたという背景に通じるものがあるという。

葛飾北斎「百物語」のお岩さんや、歌川国芳「相馬の古内裏」の巨大な骸骨といったテレビなどで一度は目にしたことのある絵画をはじめ、本邦初公開や国宝・重文の貴重な絵画や絵巻が展示。安村さんは、「妖怪を観たことがある人はいませんから、画家の想像力を刺激する。妖怪の何でもありという世界を楽しんで」とその魅力を話した。会期は11月6日まで。観覧料は、一般1,300円、大高生900円、中小生500円。

最終更新:9月10日(土)6時0分

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