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「良いニュースはいつ来るのやら」…秋夕(チュソク)控えた慰安婦被害者ハルモニたちのため息

ハンギョレ新聞 9/10(土) 19:36配信

「心からの謝罪が必要、現金に何の意味がある」 アン・ジョムスンさん和解財団に苦言 イ・キジョンさん、少女像をなでながら涙 挺対協の活動家たちが全国で14人のハルモニに会う

 アン・ジョムスンさん(89)は深いため息をついた。「ああ、政府のやることを見ているといつになったら良いニュースが来るんだか」。アンさんは最近の政府の「和解癒やし財団」設立過程を見守りながら、とても傷ついたと語った。「心のこもった謝罪が必要なんじゃないか、現金に何の意味がある」

 韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)の活動家たちが秋夕(チュソク、中秋節)を控え7日から9日まで全国各地の慰安婦被害者ハルモニ(おばあさん)たちを訪問したところ、和解癒やし財団の設立過程についてのハルモニたちの苦々しい思いが噴出した。先月25日、政府を相手取り損害賠償請求訴訟に参加したアンさんは「健康ならば大統領府だろうが日本だろうが出て行くが、そうすることができず、熱心に支援してくれる人たちに申し訳ない」と話した。特に、日本大使館前の「平和の少女像」を守る若者たちと水曜デモに参加する市民には「心の借金」を負っていると話した。アンさんの望みは健康を回復し、12月にドイツ・フライブルク市に建てられる少女像の除幕式に出席することだ。また、挺対協のアン・ソンミ平和チーム長が忠清南道唐津(タンジン)で会った、イ・キジョンさん(91)は、前日行われた韓日首脳会談で「日本が少女像の撤去を要求した」という話を伝え聞き、表情を暗くした。イさんは、「私が幼すぎたので一緒に連れていかれたお姉さんたちは親切にしてくれた」と、アンチーム長が持ってきた「小さな少女像」の銅像をなでながら泣いた。

 ハルモニたちの健康は日増しに悪化している。


 挺対協のキム・ドンヒ事務処長が慶尚南道南海郡で会ったパク・スギさん(95)は体がやせ細っていた。パクさんは「目まいがして息が切れ、言葉がよく出ない。言葉がよく聞き取れなくてすまない」と話した。毎年健康が悪化していくハルモニたちを見守る挺対協の活動家たちの心も穏やかでない。キム事務処長はパクさんに毎週水曜日の昼に日本大使館前で行われる水曜デモの話を聞かせた。パクさんは「ありがとう」と何度も繰り返した。

 挺隊協所属の活動家とボランティアたちは、ソウル、京畿道、全羅道、慶尚道にチームを分け、14人の慰安婦被害者ハルモニたちと会った。挺対協と市民が集めた募金で購入した服、化粧品、食料品がハルモニたちに渡された。タレントのパク・ボゴム氏のファンクラブから「ハルモニたちのために使ってほしい」と寄付されたお米700キロも分けて渡した。挺対協のユン・ミヒャン代表は9日、「普段、慰安婦被害者ハルモニたちは強い孤独と寂しさを感じている。特に名節には寂しさが強まる」とし、「名節前に訪ねて行き、プレゼントを渡し、話し相手になってみると、ハルモニたちに本当に必要なのはお金ではなく心だということがよくわかる」と話した。

パク・スジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:9/10(土) 19:36

ハンギョレ新聞