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“京大くん”の再出発 9月9日のファーム結果

ベースボールキング 9月10日(土)6時30分配信

話題を席巻した京大出身右腕

 ロッテの田中英祐という投手を覚えているだろうか――。

 パッと思いつかない人も、“京大くん”という愛称を聞けば一発で分かるのではないか。2014年のドラフトでロッテから2位指名を受けた京都大学出身の右腕投手である。
 
 史上初の京大出身プロ野球選手として話題を席巻した男。ただし、この呼び方を嫌うファンも多いため、以降は田中と書かせていただく。


 田中はルーキーイヤーの昨年、一軍デビューこそ果たしたものの2試合の登板に留まり、成績は0勝2敗。防御率は13.50とプロの壁に跳ね返された。

 迎えた2年目、反省を活かしての飛躍に期待がかかったが、ここまで一軍登板はなし。それどころか夏場を終えても二軍での登板すらなかった。

 というのも、今年はキャンプからフォーム改造に着手。これまでのやり方を一新し、一から投球フォームを作り上げる作業に取り組んでいたのだ。

 実戦で投げられるようになったのは7月のこと。公式戦ではないフューチャーズ戦でマウンドに登るも、結果はまさかの1回7失点。

 それでも本人は投げられたことに手応えを感じつつ、「自分の中では進歩していると思っています。課題も見えたので、もっと自分のいいところを引き出せるように。今回見つけた課題を克服しながら、次の登板では結果を出せるようにしたい」と語っている。


 そこからさらに2カ月...。ついにその“次の登板”は訪れた。

 ロッテ浦和球場での西武戦。2番手として登板すると、この日14得点を挙げるなど活発だった西武打線を相手に1回無失点。連続四球でピンチを招きながらも踏ん張って切り抜けた。

 もちろん、先頭からの連続四球など反省点もあるが、まずは久々の登板で久々の無失点。ようやく第一歩が踏み出せたと言ってもいいだろう。

 シーズンも残り僅かとなったが、来年に繋がるなにかを見つけたい。田中英祐の挑戦はつづく。

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最終更新:9月10日(土)6時30分

ベースボールキング

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