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旭じょんがら児童に継承 白山・旭丘小、運動会で披露へ

北國新聞社 9月10日(土)3時10分配信

 白山市旭丘小の児童は、地元に伝わる「旭じょんがら」を17日の運動会で初披露する。五穀豊穣(ほうじょう)を願って踊られる「旭じょんがら」は2014年に18年ぶりに夏祭りで復活した伝統芸能で、祭り実行委が、担い手育成に向け、学校行事に取り入れることを提案した。9日は全校児童が住民の指導を受けて練習し、郷土の踊りに親しんだ。

 「旭じょんがら」は1954(昭和29)年に旧松任町に合併する前の旭村時代から、夏祭りのメイン行事として受け継がれてきた。青年団員の減少で、96年に祭りが途絶えたことで、旭じょんがらも踊られなくなっていたが、2014年に住民有志が、年配者の協力を得ながら復活させ、夏祭りも再開させた。今年8月の祭りでも、住民がやぐらを囲んで踊りの輪を広げた。

 祭りの実行委は毎年、地区の15町会に踊りを指導してきたが、児童の参加率は町会ごとにばらつきがあった。「若い力で地区を盛り上げてほしい」と昨年から旭丘小に学校行事に取り入れることを依頼し、今後、継続して運動会で踊ることが決まった。

 児童は2学期に入ってから、昼食時に実行委が制作した踊りのDVD映像を見たり、学年を縦割りにした班活動で練習したりしてきた。9日は全校児童が紅白の2班に分かれ、実行委員から直接指導を受けて時計回りにジグザグに前に進む独特のステップを学んだ。13日は全体練習に臨む予定で、5年の中村歩夢君は「難しかったけど、練習して本番ではしっかりと踊りたい」と笑顔を見せた。

 実行委は踊りの保存会発足も検討している。得田恵裕実行委員長(54)は「若い時に身に付けた踊りは忘れないはず。大人になっても踊りを通じて絆を深めてほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:9月10日(土)3時10分

北國新聞社