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VWベテランエンジニア、排ガス不正への加担認める-米裁判所

Bloomberg 9月10日(土)1時53分配信

ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正で、同社のベテランエンジニアが不正への加担を認めた。この不正をめぐり1年に及んだ米司法省の捜査で、刑事罰が科される見通しになったのは初めて。

このエンジニアはジェームズ・リアン被告。9日の米デトロイト連邦裁判所で同被告は、米規制当局と顧客を欺いた共謀罪を認めた。被告には最高で禁錮5年の刑が科される。

リアン被告の社歴は数十年に及ぶ。まずドイツでVWに加わり、その後2008年に米国に異動した。米当局の調査に協力しており、VW本社幹部には圧力が強まりそうだ。

米ニューヨーク州のシュナイダーマン司法長官が7月に提出した起訴状によると、リアン被告は06年にVWドイツ本社で、「ジェッタ」用の不正機器開発に直接関わったエンジニアの1人。14年と15年にはガス排出量を不正に抑えている事実を隠す社の取り組みに加担し、同社のカリフォルニア施設で排ガス試験を実施した。

VW広報のジャニーヌ・ギニバン氏はリアン被告が有罪を認めたことについてコメントを控えた。

VWは不正ソフトウエアが搭載されたディーゼルエンジン車48万2000台を処分するため最大で総額165億ドルに上る和解に合意したが、米当局は刑事責任を問う調査を継続。事情に詳しい関係者2人は、刑事問題に関する和解交渉が年内に決着する可能性があると語った。同社に対する刑事捜査はドイツと韓国でも続いている。

原題:Veteran VW Engineer Is First Charged in U.S Emissions Probe (3)(抜粋)

Jamie Butters, Keith Naughton, Tom Schoenberg

最終更新:9月10日(土)1時53分

Bloomberg