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県民オペラ「あまり効果ない」 静岡県事業レビュー

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月11日(日)7時50分配信

 静岡県の施策効果を検証、評価する県事業レビューが10日、静岡市駿河区の県立大で始まり、約100人の県民評価者と専門委員14人が2会場で「多様な保育サービスの充実」と「文化が持つ多面的な価値や力を踏まえた賑わいの創出」の2テーマ4事業を点検した。公募参加の県民らが上演する「県民オペラ開催事業費」を「あまり効果がない」と判定、ほか3事業は「一定の効果がある」とした。

 県民オペラ事業はオペラを身近に鑑賞する機会を提供し、文化振興や人材育成を図る目的で2001年度に始まった。本県開催の国際オペラコンクールやオペラ県民講座とともに3年サイクルで事業を展開し、これまでに5回、本県にちなんだオペラの名作を本県出身のオペラ歌手や公募参加の県民らが上演してきた。

 県文化政策課の担当者は「市民オペラや高校の部活動にも活動が広がっている」などと説明したが、専門委員は「15年をかけても県民に認知されず、定着していない」などと相次いで指摘し、事業効果が挙がっていないとの見方を示した。

 一線で活躍する芸術家らを小中学生の講師に招く「ふじのくに子ども芸術大学運営事業」は、事業目的に対して子どもの参加数が限定的などとして改善を要請する意見があった。

 待機児童対策の一環として県が市町(政令市を除く)に補助する「年度途中入所サポート事業費助成事業」に関しては、専門委員が「実際に保育士の処遇改善につながっているのか」と指摘し、保育現場の実態を早急に把握するよう求めた。

 11日は行政システム改革や成長産業支援事業などを評価する。

静岡新聞社

最終更新:9月11日(日)10時30分

@S[アットエス] by 静岡新聞