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駿府城天守閣描いた「東海道図屏風」 修復作業、初の一般公開

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月11日(日)7時45分配信

 静岡県指定文化財で駿府城の天守閣が描かれている静岡市所蔵「東海道図屏風(びょうぶ)」の修復作業の一般公開が10日、同市葵区の墨仁堂で始まった。

 市が文化財の修復作業を公開するのは初めて。募集開始初日に定員に達する人気ぶりで、この日は20人が修復作業を間近で見学した。

 参加者は屏風や修復作業の説明を受けた後、マスクを着用し、作業を見守った。現在は屏風に何重にも重ねて貼られた和紙をはがす作業の真っ最中。参加者は普段見ることができない修復過程を興味深そうに見つめた。

 東海道図屏風は1600年代後半から1700年代初期の狩野派絵師の作品で、江戸から京都までの東海道の宿場や名所旧跡が描かれている。市文化財資料館が所蔵し、年1回程度公開していた。

 今回の修復作業公開は歴史的資源を広く発信しようと市が進める「見える化」の一環で、10月まで全4回行う。募集は終了した。会場の墨仁堂は国宝や重要文化財の修復を行う全国12工房の一つで、5月から絵具のはがれや亀裂などが目立つ同屏風の修復作業を行っている。

静岡新聞社

最終更新:9月12日(月)11時16分

@S[アットエス] by 静岡新聞