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ベネチア映画祭金獅子はフィリピンの鬼才に!ハリウッド作も好成績【第73回ベネチア国際映画祭】

シネマトゥデイ 9月11日(日)6時2分配信

 現地時間10日、第73回ベネチア国際映画祭の授賞式が行われ、コンペティション部門の最高賞にあたる金獅子賞に、フィリピンの鬼才ラヴ・ディアス監督の『ザ・ウーマン・フー・レフト(英題) / The Woman Who Left』が輝いた。トム・フォードの新作を含め、ハリウッドの話題作も多く受賞し、好成績を残した。

【写真】女優賞を獲得したエマ・ストーン!

 金獅子賞を獲得した『ザ・ウーマン・フー・レフト(英題)』は、トルストイの「コーカサスの虜」を原作に、思いがけず困難な暮らしを送ることになるヒロインの人生を描き出す。これまでに本映画祭のオリゾンティ部門で2作品の受賞を果たしているディアス監督にとって、満を持しての金獅子賞となった。本作は3時間46分という尺の長さでも話題を呼んだが、今年のベルリン国際映画祭では、なんと8時間におよぶ映画『ア・ララバイ・トゥ・ザ・ソロウフル・ミステリー(英題)/ A Lullaby to the Sorrowful Mystery』を発表し、アルフレート・バウアー賞を受賞していたばかり。世界三大映画祭での続けての受賞に、今後の活躍にも視線が集まりそうだ。

 また、今年はアメリカ作品の出品が多いことでも注目を浴びていたが、ファッションデザイナーのトム・フォードが監督第2作として手掛けたミステリー映画『ノクターナル・アニマルズ(原題)/ Nocturnal Animals』が審査員大賞、女流監督のアナ・リリー・アミールポアーが食人と少女の恋を描いたSF『ザ・バッド・バッチ(原題)/ The Bad Batch』が審査員特別賞、『セッション』のデイミアン・チャゼル監督によるミュージカル『ラ・ラ・ランド(原題)/ La La Land』でヒロインを務めたエマ・ストーンが最優秀女優賞に輝くなど、好成績を残した。

 コンペティション部門に日本映画は選ばれておらず。イタリア&スイスのドキュメンタリー映画『スピーラ・ミラビリス(原題)/ Spira Mirabilis』に、京都大学の久保田信准教授がキャストとして名を連ねていたが、惜しくも受賞を逃した。

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最終更新:9月11日(日)6時2分

シネマトゥデイ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。