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グリーンでウェッジ?キレてパターを破壊した世界12位の顛末

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) 9/11(日) 11:15配信

◇米国男子プレーオフ第3戦◇BMW選手権 3日目(10日)◇クルキッドスティックGC(インディアナ州)◇7567yd(パー72)

【写真】かつてマキロイはクラブを池に投げ入れた!

世界ランキング12位のセルヒオ・ガルシア(スペイン)がラウンド中に怒りのあまりパターを曲げ、途中からアイアンでパッティングをする珍しいシーンがあった。

7アンダーの6位タイと好位置で出たガルシアは、前半アウトで3つスコアを落とす展開。8番では6mから3パットでダブルボギーをたたくなど、フラストレーションのたまるゴルフとなった。12番で4.5mのバーディチャンスを逃すとイライラが爆発。左手で持ったパターをキャディバッグにヘッドから押しつけ、シャフトを「く」の字に曲げた。

ゴルフ規則4-3(損傷クラブ:修理と取り替え)では、「通常のプレー中」にクラブが壊れた場合「(i)ラウンドの残りで、損傷した状態のまま使用すること」、「(ii)プレーを不当に遅らせることなく、そのクラブを修理したり修理させること」を認めている。ショットの際にクラブが木に当たり、破損したケースなどは修理を受けられる。

しかし今回のように、怒りに任せて壊した場合などは「通常のプレー中」には当たらない。裁定集には「通常のプレー中」に含まれない行為の具体例として以下を列挙している。

・怒ったり、球を回収する場合、あるいは他の理由でクラブを投げること
・クラブをバッグにたたき込む
・ストローク中や練習スイングや練習ストロークのとき以外にクラブで意図的に何かを打ちつける(地面や木など)

結局ガルシアはその後、残り13本のクラブでパットをすることを余儀なくされた。13番以降は1バーディ、3ボギー。15番(パー5)では60センチのバーディパットをウェッジで沈めた。上位陣がバーディ合戦を演じる中「76」で終え通算3アンダーの35位タイに後退した。

ところで、ガルシアが曲げたパターはテーラーメイドのロングセラー「スパイダー」シリーズ。ダスティン・ジョンソンは今週、初めてこのモデルを握り、3日目を終えて単独首位に立った。直近2試合で同モデルを愛用するジェイソン・デイ(オーストラリア)と同組で回ったことからテストを始め、今大会のスタート直前に実戦投入を決めたという。「本当にいい転がりをしてくれているんだ」と、こちらは満足げだ。(インディアナ州カーメル/桂川洋一)

<ゴルフ規則4-3 b 通常のプレー中以外のときに受けた損傷>
正規のラウンド中に、プレーヤーのクラブが通常のプレー中以外のときに損傷し、そのために不適合となったりクラブの性能が変わったときは、以後そのラウンド中はそのクラブを使ってはならない。また、取り替えてもならない。規則4-3bの違反の罰は 競技失格

最終更新:9/11(日) 13:53

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)