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胃がん、肝臓がんの最新治療解説 三島で公開講座

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月11日(日)7時43分配信

 県立静岡がんセンター公開講座2016「知って納得!がん治療」(静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛)の第3回講座が10日、三島市民文化会館で開かれた。

 小野裕之副院長兼内視鏡科部長が「胃がんの検診と内視鏡治療」、森口理久IVR科・京都府立医大消化器内科助教が「肝臓がん-肝炎とのかかわりと治療の現状」と題してそれぞれ講演した。

 小野副院長は国内での胃がんの罹患(りかん)数は男性1位、女性3位で、かかりやすいがんの一つと説明。早期胃がんに特有な症状がないことなどから、無症状時に検診を受ける重要性を訴えた。内視鏡治療に関しては開発が進み、ITナイフを使った内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が提唱されたことで、現在では早期胃がんの半数近くがESDで治療されているとした。手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使った最新の胃がん手術にも触れた。

 森口助教は肝臓がんのほとんどが慢性肝疾患を背景に発症するとして、原因となるC型肝炎、B型肝炎、非B非C型肝炎(非アルコール性脂肪性肝疾患)について解説した。近年増えている非B非C型肝炎では肥満や糖尿病などを伴うことが多いとして、生活習慣の改善が重要とした。肝臓がんは再発の可能性が高い疾患とした上で、「年齢、肝機能、がんの大きさなど考慮して治療を進めることが大切」と呼び掛けた。

 約450人が聴講した。次回の第4回講座は10月15日。絹笠祐介大腸外科部長、植松孝悦生理検査科部長が講演する。

静岡新聞社

最終更新:9月11日(日)7時43分

@S[アットエス] by 静岡新聞