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【週間株式展望】利上げ期待が上昇 米8月小売売上高に注目

ZUU online 9/11(日) 20:10配信

5日の東京株式市場は、前週発表の米雇用統計の結果が強い内容ではなかったものの、FRBによる早期利上げ懸念が膨らむ内容ではなかったことから、米国株が上昇した。ドル円相場でも円安が進んだことで、外需関連銘柄を中心に買いが入り、日経平均株価は、前週末比111円95銭高の1万7037円63銭で取引を終えた。

6日の東京株式市場は、前日の米国市場が休場だったことに加え、為替相場も横ばいだったことから方向感の乏しい展開となり、日経平均株価は、前日比44円35銭高の1万7081円98銭で大引けとなった。

7日の東京株式市場は、ISM非製造業景況指数の悪化から、米国の早期利上げ観測の後退や、日銀による追加緩和期待の後退を受け、売られる流れとなった。日経平均株価は、前日比69円54銭安の1万7012円44銭で取引を終えた。

8日の東京株式市場は、中曽日銀副総裁の発言から、大幅に売られる場面もあった。しかし、翌日に株価指数先物等の特別清算指数(SQ)算出を控えていることから様子見ムードが強く、日経平均株価は、前日比53円67銭安の1万6958円77銭で大引けとなった。

9日の東京株式市場は、週末要因でのポジション調整の売りから下落する場面もあったものの、日銀によるETF買いもあり、日経平均株価は、前日比6円99銭高の1万6965円76銭で週の取引を終えた。個別銘柄では、今期業績の下方修正からコナカ <7494> が売られた。

■今週の株式展望

今週注目される経済指標は、12日の7月機械受注、13日の7-9月期法人企業景気予測調査、中国8月鉱工業生産、中国8月小売売上高、14日の8月首都圏新規マンション販売、15日の米8月小売売上高、米8月生産者物価、米4-6月期経常収支、米8月鉱工業生産・設備稼働率などである。

今週の日本株は、上値の重い展開が想定される。日銀によるマイナス金利の深掘り報道もあり、ドル円相場で多少の円安進行はあったものの、ボストン連銀のローゼングレン総裁が利上げについて前向きな発言をおこなったことで、米国株が暴落している。

テクニカル面では、週足ベースのボリンジャーバンドは、日経平均株価のローソク足が1σ付近であり、週足14週のRSIは、50%台前半と、中立の状態となっている。

黒田日銀総裁は、講演で追加緩和について「まだ十分可能」という認識を示したものの、デメリットにも言及しており、「包括的な検証」についての見解が割れているとの報道もある。

また、米国の利上げ期待は上昇しているものの、ドル円相場の反応は限定的のため、外需関連銘柄の上昇も期待薄であり、米国株の下落に引きずられ、日本株も下落する可能性が高いはずだ。ただ、日銀によるETF買いもあるため、やや弱気程度で考えるのが妥当だろう。

また、利上げ期待が上昇し始めたため、米8月小売売上高への注目が高まっており、その結果次第で、トレンドが変わる可能性には注意したい。(ZUU online 編集部)

最終更新:9/11(日) 20:10

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