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大わらじ、燃え上がる 富士山閉山、御殿場で供養祭

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月11日(日)9時17分配信

 御殿場市神山の時之栖で10日、富士山の夏山シーズンの終わりを告げる「わらじ供養祭」が行われた。多くの来場者が見守る中、市や観光団体の関係者らが大わらじをたき上げ、地域活性化などを祈願した。

 大わらじは長さ約3メートル。鼻緒の部分に健脚や良縁成就など来場者の願い事を書き込んだ木札が結び付けられた。若林洋平市長らがたいまつで点火すると、瞬く間に燃え上がり、夜空を焦がした。

 御殿場では、かつて富士登山の必需品だったわらじが特産品だった。わらじを上手に編める女性は良縁に恵まれるとの言い伝えもあり、古くから富士山御殿場口の象徴として祭られてきた。



 ■須走口閉山式 登山客減少、来夏の回復祈願

 富士山須走口の閉山式が10日、小山町の冨士浅間神社で行われた。同町や観光協会などの関係者らが神事に参加し、夏山の無事に感謝するとともに来夏の盛況を祈願した。

 須走口は今年、開山日から閉山日までの全期間でマイカー規制を実施した。町が5・5合目で実施した調査では登山者数が昨夏より多かったという。しかし、環境省が8合目付近に設置した赤外線カウンターの計測結果によると、7月1日~8月31日の登山者数が1万8487人と前年より13・7%減少した。

 込山正秀町長は「結果を真摯(しんし)に受け止め、来年に向けて旅行会社などにトップセールスし、登山者数をV字回復させたい」と話した。山小屋関係者からは登山者のマナー違反を指摘する声が上がった。5合目の東富士山荘の米山千晴社長(65)は「事前のレクチャーを受けずに入山する外国人登山者が多く、ごみや排せつ物の放置が後を絶たなかった」と話した。

静岡新聞社

最終更新:9月11日(日)9時17分

@S[アットエス] by 静岡新聞