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富士山夏山終了 静岡県側3ルート登山者2.5%減

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月11日(日)9時18分配信

 世界遺産富士山の静岡県内3登山道で10日、山頂までの冬季閉鎖(全面通行止め)が始まり、夏山シーズンが終了した。今年は山梨県吉田口も閉山日を統一したため、山頂に向かう全てのルートが通行できなくなる。

 静岡県は同日午後5時、富士宮、御殿場、須走の各登山道に「通行禁止」を示す掲示板やバリケードを設置した。富士宮口6合目、御殿場口新5合目、須走口5合目から山頂までの登山道は、来夏の開山日まで立ち入りを制限する。富士宮口の5~6合目と宝永火口をつなぐハイキングコースは、11月中旬ごろまで通行できる見込み。

 環境省によると、静岡、山梨両県の4登山道の7月1日~8月31日までの登山者数は21万6595人(前年同期比5・9%増)。吉田ルートが13万1579人と最も多く、前年比で12・2%伸びた。県内3登山道は計8万5016人で、同2・5%減。このうち富士宮ルートは同1・8%増の5万2393人。御殿場ルートは1万4136人(同1・1%減)、須走ルートは1万8487人(同13・7%減)だった。

 一方で、救助要請が相次いだシーズンとなった。富士宮署によると、富士宮口登山道での山岳遭難救助隊の出動件数は45件(9日時点)と昨年比でおよそ1・5倍となった。同署の担当者は「ここ数年は救助要請が減少傾向だったが、今年は無理な登山によるけがや高山病の発症が目立った」と話した。6合目山小屋「宝永山荘」のオーナー渡井弘子さん(74)は夏山シーズンを振り返り、「外国人登山客が年々増加している。ごみのポイ捨てやトイレ使用のマナーが悪く、早急な対応が必要」と今後の課題を口にした。

静岡新聞社

最終更新:9月11日(日)10時27分

@S[アットエス] by 静岡新聞