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【舩越園子の目】米国に「明徳義塾」~松山が応援される理由

デイリースポーツ 9月11日(日)10時20分配信

 「米男子ゴルフプレーオフ第3戦、BMW選手権・3日目」(10日、クルックドスティックGC=パー72)

 土曜日とあって松山英樹を応援する日本人ギャラリーが一気に増えた。その中に「明徳義塾」と記されたシャツをペアで着ているご夫婦の姿があった。

 明徳義塾といえば、松山と進藤大典キャディーがどちらも中高時代を過ごした母校。このご夫婦は今春から仕事の関係で近郊のシカゴ在住となり、「明徳義塾のバスケ部だった息子の4つ上の先輩にあたる松山英樹を応援したくて」と、雨の中、車を3時間飛ばして応援に駆け付けたそうだ。

 おりしも前夜はテニスの全米オープンで錦織圭が準決勝を戦い、惜敗したとはいえ、日本や米国、いや世界を沸かせたばかり。「昨日の錦織といい、今日の松山といい、本当に感動です」と興奮気味に語ってくれた。

 アスリートであれ何であれ、日本人が米国で頑張る姿は、もちろん日本のファンにとっても誇らしいものだが、同じ米国で必死に生きる日本人にとっては特別な感覚が生じるものだ。このご夫婦に限らず、土曜日のロープ際で松山を見つめる日本人ギャラリーの視線は熱かった。プレーに必死だった松山の耳に、その熱い声援はどのぐらい届いていただろうか。ファンの支えを糧に成長していく。そんな松山であってほしい。

(在米ゴルフジャーナリスト)

最終更新:9月11日(日)16時15分

デイリースポーツ