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【巨人】2年連続V逸…由伸監督「経験生かさなくちゃいけない」

スポーツ報知 9月11日(日)6時3分配信

◆巨人4―6広島(10日・東京ドーム)

 巨人の2年ぶり優勝が消滅、広島の胴上げを目に焼き付けた。先発マイコラスが、来日後最多となる144球を投げたが、1点リードの4回に鈴木、松山に連弾を許して逆転された。5回にも鈴木に2打席連発の2ランを浴び、5回5安打5失点。5試合ぶりに先発復帰した坂本が初回、黒田から22号2ランを放ち、最後は2点差まで迫ったが、力尽きた。

 敗戦を見届け、由伸監督はすぐにきびすを返した。大歓声だけは嫌でも聞こえてきた。だが、その光景は見なかった。「優勝は広島になったけど、だからといってシーズンが終わるわけじゃないのでね。まだ振り返る時ではない」。直後の会見。悔しさを押し殺し、必死に先を見据えた。

 負けるべくして負けた。3回は坂本の失策で1点を失った。8回には阿部のミスでダメ押し点を献上するなど、計3失策。先発のマイコラスは、降板した5回まで来日最多となる144球を要した。ファウルで粘る赤ヘル打線に球数を増やし、失投を狙い打たれた。3被弾で5失点。小林誠とのコンビで4盗塁も許した。指揮官は「もったいない失点もあったし、もう1本というのもあった」と敗因をしっかりと見つめ直した。

 圧倒的な差があったわけではない。広島とは11勝11敗。指揮官はCSでのリベンジに向けて「(広島に)勝ち続けることが大事になる」と語っている。「1年間通した印象は必ずある。(巨人は)嫌だなと思わせることが必要」と帯を締め直した。

 なんとしても広島が待つ最終ステージへと駒を進める―。これが合言葉となる。チームはレギュラーシーズン終了後、宮崎で短期合宿を行う。わずかな滞在期間となりそうだが、飛行機での移動、実戦を通して緊張感を維持し、本番に臨む方針を決めた。

 仮に下克上での日本一を達成したとしても、秋季キャンプを実施することが決まった。11月上旬から宮崎で約2週間。球団幹部は「リーグ優勝を逃した悔しさを忘れてはいけない。これは監督も『ぜひやりましょう』と言っている」と話した。

 就任1年目。目の前で胴上げを許した。「これが経験になっちゃったので、生かさなくちゃいけない」。この屈辱が、由伸巨人の糧となる。(水井 基博)

最終更新:9月16日(金)11時41分

スポーツ報知

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