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舞台「真田十勇士」に堤幸彦が自信、「合戦シーンをいっさいがっさいリニューアル」

映画ナタリー 9月11日(日)20時59分配信

本日9月11日、舞台「真田十勇士」が東京・新国立劇場 中劇場にて開幕。初日に先駆けてゲネプロの一部が公開され、出演者の中村勘九郎、加藤和樹、篠田麻里子、加藤雅也、浅野ゆう子と、演出を手がける堤幸彦が囲み取材に出席した。

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本作は勘九郎が主演を務め、堤が演出、マキノノゾミが脚本を担当して2014年に初演された「真田十勇士」の再演版。“天下に知られる名将”という虚像と実像のギャップに悩む真田幸村を、10人の家臣が盛り立てようと奮闘するさまが描かれる。

主人公・猿飛佐助役を演じる勘九郎は「初演ではアクションからほとばしる“熱”に重きを置いていました。対して映画はカットで進んでいくので、1つひとつのカットに全身全霊を込められましたが、それを舞台でやってしまうとぶっ倒れてしまう。でも初演時に重視していた“熱”も常に持っていなければなりません。マジで倒れる人が出ないことを祈っています」と過酷な舞台裏を明かす。

堤は「映画としてもとてつもない高いところに行けたと自負しています」と、9月22日に封切られる映画版に言及。また今回の舞台版の見どころについては「初演で作り上げた、自由自在に動き回るセットを生かした合戦のシーンを、いっさいがっさいリニューアルいたしました。前回ご覧になった方にも『あれ? パワーアップしているな』と感じていただけるような仕上がりになったと思います」と自信をのぞかせながら語った。

女忍者の火垂役を演じる篠田は、初挑戦となる立ち回りに時間を割いた稽古期間を「動きがどうしてもダンスっぽくなって流れてしまって。それで『本当に殺しに行く気持ちがないと成り立たない』という感情や間を取り入れた演技のご指導をいただきました」と振り返る。また初演と映画版を通じて幸村に扮した加藤雅也は「映画ではCGやカット割りを使って、かなり迫力ある合戦シーンが表現できました。でも舞台ではそうした効果が使えませんので、生身の体を使って立ち向かうことになります」と述べ、「舞台では生身の“熱”をお客さんにお見せできれば。映画とはまた異なる合戦シーンが展開できると思います」とアピールした。

ゲネプロは、中村橋之助のナレーションに合わせ、登場人物15人の紹介がなされる“第一幕序景”からスタート。それぞれが決めゼリフを発しながら見得を切る中、「その存在は永遠に我が国の“セクシー・バス・ストップ”」と紹介された浅野演じる淀殿は、足首をチラリ。加藤和樹演じる霧隠才蔵は、ミュージカル「レ・ミゼラブル」に登場するナンバー「民衆の歌」を高らかに歌いながら登場した。佐助に「おいコラ! ここ帝劇じゃねえんだから! 真面目にやりなさい?」とツッコまれ、「はい……」と大人しく引き下がる一幕も。

さらに“大坂夏の陣”の場面が披露される。佐助と山口馬木也演じる久々津壮介による一騎打ちの場面では、客席にせり出すセットの上で歌舞伎風の立ち回りが行われ、才蔵と石垣佑磨扮する仙九郎はワイヤーに宙吊りにされ登場。空中での一騎打ちが展開された。

なおこのほど、徳川家康役として松平健が映像出演することも発表された。東京公演は10月3日まで。その後、10月8日から10日まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場、10月14日から23日まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホールへと巡演する。

最終更新:9月11日(日)20時59分

映画ナタリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。