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【広島】鈴木、連発!最後まで神ってる!

スポーツ報知 9月11日(日)6時7分配信

◆巨人4―6広島(10日・東京ドーム)

 誠也は最後まで“神ってた”。今季、一気に大ブレイクした広島・鈴木が、1点を追う4回に同点の25号ソロ。1点リードの5回には追撃の26号2ランと、2打席連続アーチで優勝をたぐり寄せた。神懸かり的だったカープ躍進のまさに象徴となった鈴木が、スポーツ報知に独占手記を寄せた。

【写真】7度宙を舞った緒方監督

 サイコーで~す!

 生まれ故郷の東京でこの日を迎えられました。まさか2発も打てるなんて。信じられない気持ちとうれしさが半分半分で、どう喜んでいいのか分かりません。

 球場まで家族も駆けつけてくれました。小さいころ、スパルタで野球を教えてくれた親父(おやじ)。『クソじじい』と思っていたけど、見返したい反骨心が力になりました。逆に母親は、いつも一歩引いたところから冷静に見守ってくれました。今まで迷惑ばかりかけてきたけど、本当に感謝しています。

 自分でもビックリするような成績を残せているシーズンですけど、夏場は本当にしんどかった。実は7月下旬、チームのいろんな人に「顔が死んでるぞ!」と言われていたんです。

 暑いし、体が動かない。打てなくてイライラするという悪循環で、眠れなくなっちゃいました。これがしんどくて、つらくて。チームが勝っていたんで何とか耐えていたんですけど…。あれでチームが負けていたら、暴れ狂って刑務所に入ってましたね(笑い)。

 トレーナーの方に話をしたら「自分にストレスをかけすぎだ」と注意されました。「故障せずに試合で頑張れたなら、少しは自分を褒めて寝ろ!」と言ってもらいました。

 それからですね。打てなかった日も布団に入りながら「お疲れさまでした。明日は打ちましょう。最低2本は打ちましょう」と口に出して、自分に暗示をかけるようになりました。自分のストレスを減らしてやったことで、最近、ようやくポーンと壁を乗り越えることができました。

 今年は3試合連続で決勝アーチを打ててから「神ってる」と言われるようになりました。確かにああいう場面で回ってくるのも、あそこで打てるのもなかなかない。もう一度、やれと言われても無理です。

 でも、その後は「別に神ってないんだけどな」と思ってプレーしていました。大差で打ったり、ちょっとホームランが出ただけで「神ってる」と言われても…。正直、あまり好きな言葉ではないんですけど、きょうはまさにそれだったのかもしれません。

 この前、遠征先から帰った時に、広島駅で青いカープの帽子をかぶっているおじいちゃんを見かけました。赤ヘルよりも前の時代のチーム帽です。タクシーに乗り込む時に「相当、うれしいんやろうな!」とほっこりしました。歴史と伝統の重みを感じました。

 ここまで来たら目指すのは32年ぶりの日本一しかありません。緒方監督にはずっと「調子に乗んなよ!」と言われ続けてきました。まだ9月の最初ですし、満足せず、もっともっと成績を積み上げていきたい。

 新井さん、黒田さんが抱き合って泣いている姿を見て、胸が熱くなりました。2人の先輩を見ていると、絶対に勝ちたいという執念が一打席一打席、一球一球から伝わってくる。僕は何も考えず、ただ引っ張ってもらって優勝を経験できました。いずれは結果だけでなく、背中で引っ張っていけるような選手になりたいです。(広島カープ外野手)

 ◆鈴木 誠也(すずき・せいや)1994年8月18日、東京都生まれ。22歳。小学2年から野球を始め、二松学舎大付高ではエースで、高校通算43本塁打のスラッガーとしても活躍。12年ドラフト2位で広島入り。イチロー(現マーリンズ)と同じ鈴木姓であることから背番号51に。プロ3年目の昨季「1番・右翼」で開幕スタメン入りし、今季、大ブレイク。今季年俸は1700万円。181センチ、87キロ。右投右打。

最終更新:9月11日(日)9時59分

スポーツ報知

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