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【広島】松田オーナー、ぶれないポリシー「FA取らない、引き留めない」

スポーツ報知 9月11日(日)6時5分配信

 ―マツダスタジアムでの好成績で優勝へ。

 「今までは劣等感を持つような球場で戦わないといけなかった。(旧市民球場は)ロッカールームとか、相手に対しても申し訳ないような環境だった。今は日本で一番という誇れるようなスタジアムでできるわけで、そういう面で全然違う」

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 ―FAに関しては。

 「FAは取らない、引き留めないというスタンス。それで勝っていくんだという気持ちでやっていた。過去に川口、江藤と、お金の競争になったら他球団には、はっきり言って太刀打ちできなかった。それでも残ってくれた選手もいる。緒方に前田智、野村。この3人はいい条件とは思わないが、よく残ってくれたと思う。しかしそれが評価になって首脳陣にしたわけではない。あくまで人柄」

 ―ドラフトなど戦力補強では苦戦した?

 「逆指名の時代が本当につらかった。その象徴が二岡(智宏)=98年ドラフト2位で巨人入団=。地元の子で広陵高出身で(逆指名権のない)高校生の時に取っておけばよかった。お金の面、市民球場のイメージ…。今以上に中央と格差があった。だけど、その条件の中でどうすれば勝てるのかを創意工夫し続けてきた。10年ほど前に出た『マネーボール』というノンフィクションの本で、資金力に乏しいアスレチックスのGMが強豪チームを作る様子を描いていて、そのスタンスなどはずいぶん参考にした。ドラフトでは、他球団が目を付けない点に着目してきた。よそがFA、逆指名で選手を取るのなら、ウチはやっぱり育成だ、という強化策もとってきた。もちろん、逆指名制度がなくなって、即戦力が取れるようになって、有利にはなった」

 ―外国人補強に関して。

 「投手では、日本人のような投げ方をする投手は取らない。右でも左でも、相手がいやがるような背が高くて角度のあるタイプが欲しい。そのほうが成功率が高い。そして性格が悪いとダメ。これはドラフトで取る時も同じことだがね。人間性は大事よ。外国人調査では、同じ選手を3年くらいは見とるよ。すぐに日本に来ないとしても。日本に来る適齢期は28くらい。25くらいの時から見るようにしてる。外国人を取るための準備という面ではよその球団には負けてないと思っている」

 ―緒方監督は。

 「緒方はね、怖いイメージがあるらしいが、実は恥ずかしがり屋。入団時はまゆ毛そって、ボンタンはいて。決して品の良いタイプではなかった。当時の髪形の話をすると恥ずかしがる(笑い)。一生懸命ベストを尽くそうという部分と、ものを結構熱く言う部分があった。コーチになってもそう。(野村)謙二郎にも言っていたようだし、謙二郎もそれを認めていた。監督2年目となり、『緒方は変わった』と言われているようだが、本質は変わっていない。勘違いされている部分は多かった。口はうまいほうではないが、話せば響くものを持っている」

 ―監督は1年契約。

 「歴代そう。何年か保証することはない。だいたい5年が監督の周期。5年でかわらないといけん。監督も自分の5年間の間にどうするか。うちはだいたいそういう感じ」

最終更新:9月11日(日)8時4分

スポーツ報知

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