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【BOX】長谷川穂積、3階級制覇してもダメージ次第で引退も

スポーツ報知 9月11日(日)6時8分配信

◆報知新聞社後援 プロボクシング「ワールドプレミアムボクシング」▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 山中慎介―アンセルモ・モレノ ▽WBC世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 ウーゴ・ルイス―長谷川穂積(16日、エディオンアリーナ大阪)

 元世界2階級王者の長谷川穂積(35)=真正=が10日、約2年5か月ぶりの世界戦に向けて、神戸市の所属ジムで練習を公開した。

 約5年5か月ぶりに王座に返り咲いた場合、現役続行の条件が「ダメージ次第」であることが分かった。国内ジム所属の世界王者でベルトを保持したまま現役を引退すれば異例となる。5人目の世界3階級制覇を達成し、“伝説のチャンピオン”になるのか。

 覚悟は決まっていた。「負ければ引退か?」と問われた長谷川は「そうですね」と即答した。「最後とかは今は考えずに、試合までにコンディションをつくることだけを心がけている」と雑念を振り払った。

 7月の世界戦発表会見では「決めていることはある」と、約5年5か月ぶりにベルトを巻いても、グラブをつるす可能性を示唆していた。それは「ダメージがかなりあったら、もうやめるかもしれない」(関係者)ということだった。勝てば初防衛戦は相手を選択できる見込みだが、今回の一戦でダメージが深刻なら家族に心配をかけてまで現役にこだわらない意向だ。

 日本ボクシングコミッションが公認している国内ジム所属の世界王者はこれまでに78人いる。現役世界王者のまま事故で他界した「永遠のチャンプ」大場政夫氏や、WBC世界スーパーフライ級王座を返上後に引退表明した徳山昌守氏、01年にWBA世界ミニマム級王座を奪取し、引退を表明した後に撤回した新井田豊氏の例はあるが、ベルトを保持したまま現役を引退すれば異例のケースになる。

 勝たないことには未来は開けない。昨年12月のノンタイトル戦は自身初のスーパーフェザー級(57・6キロ契約)だった。今回は2階級も落とすため、従来より2か月も早く節制してきた。「やることはやってきた。十分、戦う心は整っている。勝つ気は満々。それを証明できたら」と静かに闘志を燃やした。無名時代と同じように低い下馬評を覆す。(伊井 亮一)

最終更新:9月11日(日)6時8分

スポーツ報知

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