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【広島V】担当記者…嶋田が見た!カープそのものだった緒方監督

スポーツ報知 9月11日(日)9時4分配信

 自分にも他人にも厳しい、寡黙なサムライ―。現役時の緒方監督のイメージだ。今でこそ1軍野手最年長の新井がいじられキャラだが、当時のベテランへ、そんなことをする若手はいなかった。3歳下の前田智徳(現野球評論家)と、常に独特のオーラを放っていた。

【写真】泣きながら抱き合う黒田と新井

 40歳でも早出特打や休日返上は当たり前。猛練習が常という「古き良きカープ」を体現していた。当時20代だった私はもちろん、他の報道陣も、相手にされなかったり、一喝されたりと、背番号9はとにかく特別だった。

 もちろん、ただ怖かっただけではない。引退を発表した09年10月1日。広島駅の喫茶店で、担当記者に何時間も現役時代の秘話を語ってくれた。FAで巨人に行く寸前だったこと、青学大進学が決まっていたことなど、どんな質問にも丁寧に答えてくれた。CSを目指すチームの雰囲気を真っ向から否定し「優勝したいんよ」と繰り返した。近い将来カープを率いるイメージを、すでに持っていた。

 母からの「男やったら勝負せんね」で飛びこんだプロの世界。頂点だけを目指したサムライの言葉は、25年間閉ざされた扉をこじ開け、現実となった。

(08~10年広島担当・嶋田 直人)

最終更新:9月11日(日)9時20分

スポーツ報知

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