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【パラ柔道】正木、連覇ならず!涙の銅

スポーツ報知 9月12日(月)6時6分配信

 ◆リオデジャネイロ・パラリンピック第4日 ▽柔道=視覚障がい(10日、リオデジャネイロ)

 【リオデジャネイロ(ブラジル)10日=細野友司】視覚障害者による柔道男子100キロ超級で、前回大会王者の正木健人(29)=エイベックス=が銅メダルを獲得した。準決勝で一本負けしたが、3位決定戦でイラン選手を一本勝ちで下した。ロンドン大会後は古傷の右膝を痛めるなどけがに苦しみ、不摂生もあり体重は一時はベストを約30キロオーバーする180キロに。どん底からよみがえってつかんだ銅を、20年東京大会での雪辱の金メダルにつなげる。柔道陣は銀1、銅3で競技を終了。日本選手団のメダルは銀1、銅4の合計5個となった。

 こんなはずじゃなかった。正木は3位決定戦でイラン選手を払い腰で転がし、左手でそっと顔を拭った。「最後はしっかり投げて勝とう、と。正直、悔しさしか残っていない。金を取ると豪語してきたのに…」。畳を下りると、もう止まらない。「正木コール」でメダルを喜ぶスタンドとは裏腹に、一本負けした準決勝の後悔ばかりが頭をよぎった。「これが実力。サポートしてくれた人に申し訳ない」と190センチの大きな体を震わせた。

 初出場の12年ロンドン大会で金メダル。鮮烈デビューの後は、けがとの闘いだった。13年世界選手権で古傷の右膝痛が再発。膝の痛みを常に抱えた状態では練習についていけず、自然と稽古から足が遠のいた。不摂生もたたり、体重は一時、幕内力士の平均をもオーバーする180キロにまで増えた。14年から指導する天理大の穴井隆将監督(32)は「太りすぎ。自分の体重を支えきれないことによるけがだった」と振り返る。

 技のキレが完全に失われ、心身ともどん底。だが、2連覇を目指すリオイヤーになり、正木はようやく目を覚ました。今年1月から、カロリー制限と栄養バランスのよい食事で減量を開始。「脂肪だけで20キロ以上落とせた」と、ロンドン時を10キロ下回る145キロで今大会に合わせた。つらさで逃げそうになるときは、穴井監督にも支えてもらった。「精神的な面で背中を押してもらえた。本当にありがたい」。頂点こそ逃したが、最低限の表彰台だけは死守し、重量級エースの意地を示した。

 忘れられない敗戦は、成長の種でもある。「重量級はパワー勝負。もっと地力をつけたい」。そして20年自国開催の大舞台。「東京パラリンピックでは、必ず金メダルを取る」と宣言した。今大会でかなわなかった夢は、4年後へとっておく。

最終更新:9月13日(火)0時18分

スポーツ報知

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