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【セントウルS】ビッグアーサー、初の逃げ切りV!春秋スプリントG1制覇へ好発進

スポーツ報知 9月12日(月)6時7分配信

◆第30回セントウルS・G2(11日・芝1200メートル、阪神競馬場、良)

 サマースプリントシリーズ最終戦の第30回セントウルS・G2は11日、阪神競馬場で行われ、1番人気に支持されたビッグアーサー(福永騎乗)が秋初戦を逃げ切って完勝。スプリンターズS(10月2日、中山)での春秋スプリントG1制覇へ、好発進を決めた。

 王者はやはり力が違った。最内枠から好スタートを決めたビッグアーサーは、スピードの違いで先頭へ立ち、主導権を握った。向こう正面でスノードラゴンに競られる形になってもジッと我慢。余力たっぷりに直線へ向くと、ギアをさらに上げ、後続を完全に封じた。

 コースレコードで華々しく高松宮記念を制し、迎えた秋初戦で鮮やかな逃走劇。逃げ切りはデビューから12戦目で初めてだ。「メンバー的にあまりペースが速くなりそうにないので、先手を取る形も頭にあった。仕掛けるとガツンとハミを取るところがあったけど、スピードの持続力が高い馬なので、最後まで脚いろが鈍らなかった」と福永は白い歯をのぞかせた。

 藤岡調教師は米・キーンランドセールのため不在だったが、代わりに見届けた仲田助手は「出たなりに流れるように行ってくれたのでいいかなと思っていた。まだ体に余裕があったので、上積みはあると思う」と本番への手応えを口にした。前走後は放牧でリフレッシュ。この中間はメンコ(覆面)のサイズがLからXLになり、急きょ作り替えるほど顔も体も成長した。

 負のデータも吹き飛ばした。阪神開催の過去9年で前走が高松宮記念だった馬から勝ち馬は出ておらず、中9週以上の馬は【17433】と苦戦。ロードカナロアでさえ2年連続2着に敗れたレースでのVに、福永は「休み明けの馬がなかなか勝てないデータがある中で、58キロを背負って勝ちきったことに価値がある。逃げる形でも大丈夫と思っていたけど、結果を出してくれて自信を持って次へ向かえる」とパートナーをたたえた。スプリンターズSでの春秋スプリントG1連覇へ最高のスタートを切った。(持井 麻衣)

 ◆ビッグアーサー 父サクラバクシンオー、母シヤボナ(父キングマンボ)。栗東・藤岡健一厩舎所属の牡5歳。北海道浦河町・バンブー牧場の生産。通算12戦8勝。総収得賞金は2億9981万1000円。主な勝ち鞍は高松宮記念・G1(16年)。馬主は中辻明氏。

最終更新:9月12日(月)6時7分

スポーツ報知

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