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【速レポ】<中津川フェス>the HIATUS、「温暖化に加担せず、音楽フェスができてるってここだけじゃないかな。」

BARKS 9/12(月) 12:10配信

別にふだん、しかめっ面でライヴをやっているわけではないけど、こんなに笑いの多いthe HIATUSのライヴは初めてだったから、ちょっと…いや、かなりびっくりだった。

◆the HIATUS 画像

現在、7月にリリースした5thアルバム『Hands Of Gravity』をひっさげたツアーを行っているその足で<中津川THE SOLAR BUDOKAN 2016>にやってきた彼らは、その『Hands Of Gravity』の曲を中心に新旧の人気曲を披露した。

感情を抑えながらも徐々に熱を込め、アップテンポの曲で飛ばさなくても、大きな盛り上がりを作ることができる深い表現力を、いきなり1曲目の「Geranium」で印象付けると、その後、「Storm Racer」「The Flare」とたたみかけ、観客のモッシュを誘ったところまでは、いつも通りのthe HIATUSだった。その流れが変わったきっかけは、“晴れたね。汚ねえライヴハウスが好きだけど、ここに夏が残っていることがうれしいです”と言った細美武士(Vo, G)が続けて、“今日のthe HIATUSに外せないトピックスは…”と前フリして、広島東洋カープ25年ぶりの優勝に言及。広島出身でなおかつカープファンのウエノコウジ(B)にMCのバトンを渡したことだった。

“ここ中部地区なんだぞ。不機嫌になった方もいらっしゃると思いますが、25年ぶりのことなんで許してやってつかあさい”と筆者が知るかぎり、これまでMCをしたことがないウエノが客席を笑わせると、細美は昨日、ウエノがカープの選手よりも先に胴上げされ、ビールかけしたことを明かすと、“(ウエノが)胴上げされている写真がリツイートされているから、(みんなもどんどん)リツイートして”とさらに笑いを取った。

その後も「Radio」「Clone」「Unhurt」をじっくり聴かせると、“(地球)温暖化に加担せず、音楽フェスができてるってここだけじゃないかな。尊敬してます。呼んでくれてありがとう。また呼んでもらったら必ず来ます”と語ってから、自分たちの前にREDEMPTIN STAGEでNothing’s Carved I Stoneが演奏したことに触れ、“バックヤードで(Nothing’s Carved In Stoneの)生形(真一)に会ったら、(彼がやっている)ラジオ番組の番組中、ずっと(ギターの)エフェクターの話したって、誰もわかってくれないよ。昔の仲間として、それは忠告したいと思います”と、また客席を笑わせた。

なんだろう、この解放感は。そう言えば、この日、細美をはじめ、メンバー達は演奏しながらいつも以上にエネルギッシュに動いているように見えた。

“オーオオオー”とシンガロングが起こった「Insomnia」から「紺碧の夜に」「ベテルギウスの灯」とたたみかけた終盤の3連打は、まさに文句なしだった。“行こうぜ!”という細美の呼びかけに応え、大勢の観客が飛び跳ねる光景は壮観の一言だった。そして、ラストの「ベテルギウスの灯」で再びモッシュを始めた観客に向かい、ライヴが終わることを惜しむように細美がシンガロングを求めると、観客の大きな歌声が空に響きわたった。

細美の顔に満面の笑みが浮かんだ。

“ありがとうございます!”と深々と頭を下げ、ステージを去る細美の後に続いたウエノを、なんとステージ袖で待っていたTOSHI-LOWが捕まえ、カープのキャップとユニフォームを着せると、“失礼しました。許してつかあさい”とウエノが締めくくり、そこにいる全員を笑顔にした。

取材・文◎山口智男
撮影◎岡村直昭

【the HIATUS セットリスト】
01. Geranium
02. Storm Racers
03. The Flare
04. Bonfire
05. Radio
06. Clone
07. Unhurt
08. Insomnia
09. 紺碧の夜に
10. ベテルギウスの灯

■<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2016>
Day1:2016年 9月10日(土)
Day2:2016年 9月11日(日)
会場:岐阜県中津川市 中津川公園内 特設ステージ
岐阜県中津川市茄子川1683-797
※雨天決行(荒天の場合は中止)

▼9月10日(土)出演者
シアターブルック、AFTER SCHOOL HANGOUT (林立夫&沼澤尚 with 鈴木茂, 森俊之, 沖山優司 featuring Leyona and 高橋幸宏)、チャットモンチー、DJダイノジ、怒髪天、H ZETTRIO、麗蘭、ましまろ、MONGOL800、NAMBA69、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、RIZE、SA、Spinna B-ILL、10-FEET、Dragon Ash、SCOOBIE DO、THE BLACK COMET CLUB BAND、cro-magnon、加藤登紀子、シシド・カフカ、中川敬 (ソウル・フラワー・ユニオン) 、オレスカバンド、NO GENERATION GAPS(うじきつよし・佐々木亮介)、Dachambo、DJ NOBU A.K.A. BOMBRUSH! with IO, DONY JOINT & YOUNG JUJU (KANDYTOWN / BCDMG)

▼キャンパーズParty“Village Of illusion”
LIVE:フォークソング部 (NAOKI[SA]+上原子友康 [怒髪天])、藤井一彦 (THE GROOVERS)、 Rei
DJ:SEIYA、DJ PAIPAI & SWEET RAVE、DJ 吉沢dynamite.jp
Midnight illusion:瀧澤賢太郎、DJ EMMA、KEN ISHI

▼9月11日(日)出演者
ACIDMAN、a flood of circle、赤い公園、THE COLLECTORS、ダイノジ(Talk&Live)、the HIATUS、インディーズ電力 大取締役会、Nothing’s Carved In Stone、THE King ALL STARS(加山雄三、佐藤タイジ、古市コータロー、名越由貴夫、ウエノコウジ、武藤昭平、山本健太)、八代亜紀、さかいゆう feat. 福原美穂 × 中津川 JAM (柴山哲郎、沼澤尚、中條卓、森俊之) 、the LOW-ATUS、ROVO、浜崎貴司 GACHI SOLAR SPECIAL(浜崎貴司、仲井戸“CHABO”麗市、佐藤竹善(Sing Like Talking)、PES(RIP SLYME)、山田将司(THE BACK HORN))、MANNISH BOYS、LIVE FOR NIPPON ~Pray For 熊本~ (高田漣.・東田トモヒロ・山口洋)、 片平里菜、真心ブラザーズ、ストレイテナー、チャラン・ポ・ランタン、BimBamBoom、Young Juvenile Youth、OZROSAURUS、ROTH BART BARON、TheSunPaulo、Yasei Collective、iCas(インディーズ電力 大取締役会)、LIFE IS GROOVE(KenKen、山岸竜之介、SATOKO、タブゾンビ)

最終更新:9/12(月) 12:10

BARKS

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