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リオデジャネイロ・パラリンピック開会式を振り返る

MEGABRASIL 9月11日(日)13時58分配信

パラリンピック初となる、難民による選手団も参加

9月7日(水)、ブラジルの独立記念日でもあるこの日の18時15分、、リオデジャネイロ・パラリンピックが開幕した。約5万人の観衆が見守る中、開会式がマラカナンスタジアムで行われた。

連邦政府の発表によると、開会式の構成を担当したのは作家・劇作家のマルセロ・フーベンス・パイーヴァ。ヴィジュアル面ではオリンピックのロゴマークも担当したグラフィック・デザイナーのフレッジ・ジェリ、現代アート作家のヴィック・ムニースが関わった。

現地メディア「フォーリャ・ジ・サンパウロ」が報じたところによると、式典の開会に先駆けてマラカナンスタジアムにはフェルナンダ・リマとマルセロ・フーベンス・パイーヴァがステージに登場。

続いて、リオデジャネイロ・オリンピックのマスコットのヴィニシウスが、オリンピック開会式でのジゼリ・ブンチェンのヂスフィーリ(キャットウォーク)を真似て、金色のドレスをまとってキャットウォークを披露。続いて、パラリンピックのマスコット、トンが入場した。

この時点で会場内では、「テメル出ていけ」という、ミシェウ・テメル新大統領への抗議のヤジが飛び交っていたという。

国際パラリンピック委員会(IPC)のフィリップ・クレイバン会長がロンドンからブラジルへやってきて、ブラジル各地を巡るという映像のイントロダクションで始まった開会式。映像の中ではマルコス・ヴァーリの「サンバ・ヂ・ヴェラォン(サマー・サンバ)」やノーヴォス・バイアーノスの「ビリェッチ・パラ・ヂヂ」などが流れた。

カントダウンとともに、車いすのエクストリーム競技アスリート、アーロン・ウィールズが17メートルの高さの坂を車いすで疾走。大きなゼロの輪をくぐって空中で回転を決めると、大きな花火が上がった。

開会式のアトラクション、最初のパートのテーマは、”ブラジルの輪”。

ホーダ・ジ・サンバ(”輪”になって行うサンバの演奏)の演奏が行われる中、曲に合わせて、赤と白のカラーのさまざまな形の車いすや”車輪”が行進した。

政府発表や「オ・グローボ」によると、演奏陣はプレチーニョ・ダ・セヒーニャと、いとこのペドリーニョ・ダ・セヒーニャ、ヂオゴ・ノゲイラ、モナルコ、アミウトン・ヂ・オランダ、シャンヂ・ヂ・ピラーリス、ガブリエウジーニョ・ド・イラジャー、マリア・ヒタ。

ゼー・ケチの「エウ・ソウ・オ・サンバ」、アロウド・ロボ&ニウチーニョの「トリステーザ」、ネギーニョ・ヂ・ベイジャ=フロールの「オ・カンピアォン(メウ・チーミ)」などサンバのクラシック曲がうたわれた。

9歳のペドリーニョ・ダ・セヒーニャは、”輪”の形をしている楽器であるパンデイロのソロ演奏を披露した。

続いて会場は、一面が大きなプールの映像に。パラリンピック水泳のメダリスト、ダニエウ・ヂアス選手が映像で登場した。ロンドン・パラリンピックでも6つの金メダルを獲得している。

カルトーラの「コーハ・イ・オーリョ・オ・セウ」に乗って巨大人形が現われると、プールの映像は一転、リオの海とビーチに。

パラリンピックのマスコットの名前にもなった音楽家トン・ジョビンことアントニオ・カルロス・ジョビンの「ウェーブ」に合わせて、海には波を表す動きをする人たちやサーファーが登場。

ビーチには、障害のある人を含め、いろとりどりのパラソル持った女性たちが登場。パフォーマンスではリオの名物のひとつ、ビーチの様子が表現された。中には、フレスコボール、ビーチサッカーに興じる人も。

リオのビーチの風景の一部ともいえる、マテ茶飲料&リモナーダ、グローボ(ブラジルのマンジョッカ芋から作られる焼き菓子ビスコイト・ジ・ポウヴィーリョの有名ブランド)、ビキニ、凧などの販売員も登場。マテ茶飲料&リモナーダの缶はやがてパーカッションとなった。

音楽ではジウベルト・ジウの「アケリ・アブラッソ」も。

指揮者でありピアニストでもあるジョアン・カルロス・マルチンスがピアノ一台で国家を演奏する中、国旗の掲揚が行われた。

会場では、ビーチパラソルを持った人々がビーチパラソルでブラジル国旗を作り上げた。

アスリートたちに捧げられた映像に続き、DJジョアン・ブラジルが電子音で、ゴンザギーニャの「オ・オーメン・ファロウ」など、ブラジルのさまざまな曲やリズムを奏でる中、パラリンピックの選手団が入場した。

先頭は難民など独立した選手による一団で、国際パラリンピック委員会の旗とともに入場した。

ブラジル政府によると164の選手団、1838名のアスリートが開会式に参加したとのこと。入場はポルトガル語による国名ノアルファベット順に行われた。

ロンドン・パラリンピックで最多となった95のメダルを獲得した中国選手団はひときわ元気よく入場した。

日本選手団で旗手を務めたのは、車いすテニスの上地結衣。

また、各国・地域の選手団はそれぞれ、国名のアルファベットを記したパズルのピースを手に入場。

ピースの反対側にはアスリートたちの顔写真が写っていた。ボランティアスタッフによって会場内のピッチに、ピースがひとつひとつはめ込まれ、ひとつの形が作られていった。

※サイト「mega brasil」では各アトラクションの写真も掲載しています。

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最終更新:9月11日(日)13時58分

MEGABRASIL

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。