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「脱成長」世界が関心 地産地消、再エネ鍵に ハンガリーで国際会議

日本農業新聞 9月11日(日)7時0分配信

 新自由主義や経済成長を最優先する社会に対抗する考えとして、「脱成長」への関心が世界的に高まっている。地産地消や再生可能エネルギーなど持続可能な社会を目指す動きだ。9月上旬にハンガリーのブダペストで開かれた国際会議には、約500人の研究者と実践家が参加。脱成長に向けた研究や取り組みを発表し、農村の資源を生かした地域づくりなどでも意見を交わした。

 脱成長に関する国際会議は2008年パリで初めて開かれ、以降2年に1度、欧州で開かれている。欧州では気候変動、リーマン・ショックなどを契機に、経済成長だけを追い求める市場主義経済への疑問が広がりつつある。

 今回の会議でも、環境汚染や貧困といった社会問題への対応策として「脱成長」が鍵となるとの意見が相次いだ。発表した研究者らは共通して、新自由主義などに代わる別の社会をつくっていく必要性を主張した。

 基調講演した環境活動家のアシシ・コタリ氏は環境生態系の保全、社会格差の是正、直接的民主主義、分かち合いの経済、文化の多様性が、脱成長に向けた社会の主な特徴になると指摘した。

 部会では、日本の過疎問題も研究したオックスフォード大学のチャン・ヒシリジャ氏が発表。「地域社会、文化風土に基づいた、地域資源を生かした多様な地域づくりが必要だ」と指摘した。

日本農業新聞

最終更新:9月11日(日)7時0分

日本農業新聞

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