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タカでサル退治 被害額急増1180万円 佐賀の鷹匠親子に依頼 大分市が実験

西日本新聞 9月11日(日)14時10分配信

 大分市田ノ浦地区で農作物を食い荒らしたり、民家を壊したりするニホンザルの対策として、市は6日、佐賀県武雄市の鷹匠(たかじょう)の親子を招き、タカを使って追い払う実験に乗り出した。親子は8月、大分市中心部の中央通り沿いでタカを飛ばして、密集するムクドリを追い払った実績があり、“二匹目のどじょう”を狙った形。関係者は期待を込めて見守った。

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 高崎山に近い田ノ浦地区では、群れから離れたサルが畑や民家周辺に現れ、農家が栽培するビワやイチジクを食べたり、民家の雨どいや屋根を壊したりする被害が、約10年前から目立ち始めた。市によると、被害額は2014年度は約590万円、15年度は1180万円と急増している。

柵の外で生息するサルは、住民の悩みの種に

 市は8月3、4日、鷹匠の石橋美里さん(22)と父の秀敏さん(50)を招き、タカの一種ハリスホークとワシミミズクを飛ばしてムクドリを追い払った。約1カ月経過したが、それ以前は夕方になると街路樹に何千羽も集まっていたムクドリの数が激減。市は、天敵の姿を見たムクドリが警戒して別の場所に移ったとみている。

 市は今回、石橋さん親子に「サル退治」を依頼。この日はハリスホーク1羽とサルを追う犬1頭を連れて、田ノ浦地区の山に入った。途中、数頭のサルが現れたが、ハリスホークを肩に乗せた石橋さん親子が犬と一緒に追いかけると、山に戻っていった。

 高崎山の電気柵の内側に生息するサルは天然記念物に指定されているが、柵の外で生息するサルは、住民の悩みの種になっている。田ノ浦地区自治委員の星野明彦さん(68)は「最近は果物の実りが少ないと、家の畑の野菜まで手を出すようなった。わなを仕掛けてもサルが学習してつかまえにくくなっている。うまくいくといいが」と話した。実験は7日も実施する。

西日本新聞社

最終更新:9月11日(日)14時10分

西日本新聞

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