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復興、なお時間必要 内堀・福島知事に書面インタビュー

佐賀新聞 9/11(日) 20:55配信

東日本大震災、福島第1原発事故から5年半

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から11日で5年半を迎える。福島県の内堀雅雄知事(52)は旧自治省の職員だった22~23歳の約2年間、佐賀県庁で勤務した経験を持つ。佐賀出身の今村雅弘衆院議員が復興相に就任し、くしくも佐賀と関わりの深い2人のリーダーが福島の復興の先頭に立つ。内堀知事に復興への思いや、佐賀県へのメッセージを聞いた。

 -福島県の現状と、佐賀県に今できることを教えてほしい。

 震災から今日までの間、佐賀県民から温かい支援をいただいたことに改めて深く感謝申し上げる。原発事故の影響で、県産農林水産物の市場価格や観光客数はいまだ震災前の水準まで回復していない。ぜひ実際に福島まで足を運んでもらって安全でおいしい農林水産物、豊かな自然、泉質や湯量が豊富な温泉などの福島の魅力を見て味わい、復興の現状を感じていただければと思う。

 -知事は福島県内の原発全基廃炉を訴えている。未曾有の原子力災害からの5年半の歩みは。

 県民の努力、国内外からの支援により、避難指示の解除が進むなど復興の光は明るさを増しつつある。一方で、今も約9万人の県民が避難を続けているほか、廃炉・汚染水対策、除染など原子力災害特有の課題が山積し、復興を成し遂げるにはさらに長い時間が必要だ。これまで歩んできた5年半の重みをかみしめながら、引き続き県民と共に復興、再生に向けて全力を尽くしていく。

佐賀にも玄海原発

 -佐賀県にも九州電力玄海原発がある。福島県外の原発についてどう考えるか。また、佐賀県民に伝えたいことは。

 原子力政策については福島で起きた原発事故の現状と教訓を踏まえ、国の責任において検討されるべきものと考える。同じ悲劇を二度と繰り返すことのないよう、福島の教訓を生かし、何よりも住民の安全・安心の確保を最優先に、しっかりと考えていただきたい。

今村氏が復興相就任

 -今村復興相が就任して1カ月が過ぎた。印象や期待することは。

 就任直後に福島を訪れ、「岩手、宮城も大変だが、福島は特別。未来への希望に向かって前進できるよう全力を注ぐ」との力強い言葉をいただいた。来春は避難指示区域のうち帰還困難区域を除いて避難指示が解除される方針で、大事な局面を迎える。今村復興相には何度も現場に足を運んでもらい、5年半という時間の重みを共有し、県民の思いに寄り添いながら、復興・再生に力を尽くしていただきたい。

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最終更新:9/11(日) 20:55

佐賀新聞