ここから本文です

富山市議会、自民の不正常態化 藤井氏が水増し請求、岡本氏は領収書偽造

北日本新聞 9/11(日) 0:30配信

 富山市議会最大会派自民党の藤井清則氏(54)=1期、富山市北代=と、岡本保氏(65)=通算9期、同市中滝・大山=の2人が、偽造した領収書で政務活動費を取得していたことが分かった。共に市政報告会の茶菓子代に関する不正で、2人は10日、事実関係を認めた。藤井氏は12日、岡本氏は11日に記者会見を開き、詳細を説明する。これで自ら不正を認めた富山市議は計5人。全て自民会派で、不正の常態化が浮き彫りになった。

 藤井氏は2014~15年度に11回、市政報告会の茶菓子代として、白紙の領収書に水増しした金額を記入して請求。受領額は精査中だが、10万~20万円という。実際に買った分も含まれるが、受領額は全て返還するとしている。

 市内の酒店で、市政報告会の出席者用にペットボトルの茶を購入した際に、白紙の領収書を受け取って偽造した。

 市議会の指針では、報告会の茶菓子代は1人500円まで。藤井氏は、全て上限の500円で請求しており「他の議員も同じことをしていると思い、軽い気持ちでやってしまった」と言う。進退は「会派などと相談するが、議員を続けたいと思っている」と話した。

 市議会共産党会派からは、14年9月の市政報告会の開催実績がないと指摘されたが「直前に開催日が変わったものの、市政報告は行った」と説明。ただ、地元の長寿会の集まりだったため、今後は適切な形で報告会を開くとした。

 岡本氏で不正が指摘されているのは、13年5月26日の富山市内にある商店の領収書。茶菓子代として20万円領収したことになっている。岡本氏は「いくつかあった領収書を1枚にまとめて提出するため、自分で作った」などと言い、詳細は11日の記者会見で説明するとした。

 同市議会の政活費の不正はこれまでに、中川勇氏(69)=同市清水元町=が約695万円を不正に受け取り、先月30日に議員を辞職。村山栄一氏(66)=同市八尾町福島=も約469万円を不正受給し、9日に議員を辞めた。谷口寿一氏(53)=同市奥田寿町=は中川氏から受け取った印刷業者の白紙の領収書を用いて約92万円を受領し、実費を除いた約47万円を中川氏に渡した。

 このほか、白紙の領収書を使って宛名を自身の名前から会派名に変えたという議員や、「社会通念上、額が不適切と思われかねない」として料理店で開いた市政報告会の会場費の返還を検討している議員がいる。

北日本新聞社

最終更新:9/11(日) 0:30

北日本新聞