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シード校順当勝ち、石動は富山南に苦杯 秋季県高校野球

北日本新聞 9月11日(日)19時16分配信

 第69回秋季県高校野球大会第2日は11日、メイン会場の県営富山など4球場で1、2回戦10試合を行った。シード8校が登場し、夏の甲子園に出場した富山第一は砺波を4-1で下した。昨秋の覇者・高岡商は新川に14-0の五回コールドで快勝。石動は8-9で富山南にサヨナラ負けを喫した。県高野連、北日本新聞社主催。

 他のシード校では、南砺福野、富山東、富山いずみ、国際大付がそれぞれコールド勝ちして好スタートを切った。呉羽は5-3で水橋に競り勝った。

 1回戦2試合では、高岡が高岡工芸に2-1、滑川が6-4で入善を下してそれぞれ2回戦に駒を進めた。

 大会第3日の17日は2回戦の残り8試合がある。


■低く強い打球を徹底 富山南打線
 1点を追う最終回、富山南打線は徹底してゴロを打ち続けた。無死満塁から田中の三ゴロで追い付くと、1死満塁で打席に入った高桑も外角低めの球に食らいつき二ゴロに。エンドランのサインが出ていて、サヨナラの走者は悠々と本塁にかえった。「ヒットだったらもっと良かった」。言葉とは裏腹に高桑の顔には、達成感がにじんでいた。

 新チーム発足後、低く強い打球を打つことをチームの目標に掲げた。フリーバッティングでは好機を想定し、ゴロでも生還できるように動きを何度も確認した。

 その成果が表れたのが最終回だった。先頭打者となった主将の永森は、初球をセンター方向に打ち返し、遊撃手のエラーを誘った。続く板倉が四球で出塁。主砲の中島は三遊間を破る左前打を放った。「サード正面かと思ったけど、うまく抜けてくれた」と、その後の逆転劇につながったことを喜んだ。

 次戦は1週間後。永森は「初回に守備の乱れが重なり、流れが悪くなった。修正して次に臨みたい」と意気込んだ。(高岡支社編集部・市江航大)


■富山いずみ、好機逃さず
 12安打で12得点。シード校の富山いずみは、上位打線が好機を逃さず得点につなげた。上々の滑り出しに林大作監督は「選手たちはひたむきに役割を果たしてくれた」とねぎらった。

 1番の近藤は死球を含め全打席で出塁。4打数4安打2打点の活躍でチームを勢いづかせた。2番の野口も2打数1安打2打点と調子の良さを発揮。4番で主将の奥野も初回から適時打を放った。

 夏の県大会では滑川に逆転負け。今大会の登録メンバー12人のうち半数以上は夏を経験しており、奥野は「悔しさをばねに一体感を高めてきた」と話す。8月の呉東地区大会では滑川にコールド勝ちし「大きな自信になった」。

 目標は「少ない部員数で最大限の力を発揮すること」。ベスト16が懸かる次戦に向け、選手と監督は「かじりついてでも勝ちたい」と口をそえた。(社会部・船木悠平)

北日本新聞社

最終更新:9月13日(火)0時31分

北日本新聞